■おすすめグレード
さて、おすすめグレードの探求です。まず、降雪地帯で4WDが必要という方はターボ車は選択肢から外れます。しかし、自然吸気エンジンも減速比を低く設定しているため、なかなか力強い走りを可能にしています。もちろん、そのぶんエンジン回転数は高めとなりますが……。一方のターボエンジンですが、使用燃料がレギュラーなので「ターボ車はガソリンがプレミアムで高いからな」という心配は無用です。
タイヤは定期的に交換が必要な消耗品でホイールサイズ(インチ)が大きくなるほど価格が高くなる傾向にあります。国産メジャーブランドの中間グレードタイヤで価格をチェックところ、165/65R14は6600円ですが175/55R15は1万1990円でした。1本で5390円の価格差なので4本交換時は2万1560円の差となります。なのでG-Tカスタムを選ぶと、この程度の価格差を覚悟しなくてはなりません。
ACCが欲しいのであれば、Gカスタムを選ぶのが賢明でしょう。
Gカスタムならば、タイヤも165/65R14でリーズナブルになります。そして買い得感にあふれるのがボトムグレードの1.0Xです。安全装備についてはひととおり装着されていますし、スライドドアも助手席側はパワーとなります。ウェルカムパワースライドドアは欲しいところですが、これらを我慢するとGにくらべて18万7000円も安いのです。ボトムグレードを選んで、いろいろと好きなパーツを装着して楽しむのがこのクラスのいいところではないでしょうか。
■ライバル車と値引き相場
ルーミーは2020年9月にマイナーチェンジが行われたのでフルモデルチェンジまでは短くても2年、通常のスケジュールで考えるなら3年は継続されるはず。つまりフルモデルチェンジは2023年ころが予想できます。
ルーミーのライバルはスズキのソリオになります。 また、購入時の競合ということなら、ダイハツ・トールやスバル・ジャスティもありでしょう。トヨタディーラーでも運営会社が異なる場合は、トヨタディーラー同士、ルーミー同士がライバルになることもあります。
さらに、すそ野を広げると軽自動車もライバルになります。競合させていくなら、多くの車種で可能となるでしょう。もっとも高いモデルでも200万円程度のクルマなので、値引きは渋いかと思いきや20万円程度の値引き実績も見かけます。競合車をしっかり提示しつつ、時期を見て交渉していくと高額値引きを引き出せる可能性もありそうです。
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