■角田裕毅が粘りの走りでポイントゲット
この接触によってフェラーリのルクレールがトップに立ち、レースをリードしていきます。ハミルトンは10秒ペナルティを消化した時点で、ルクレールとは約35秒差で、残りは約24周。
「いくらハミルトンでも、1周につき1秒以上縮めるのは無理だろう」と思っていたのですが、本当に毎ラップ1秒近く詰めて来る速さには驚きました。ぐんぐんその差は縮まり、ついに残り3ラップでルクレールを捕え、ハミルトンがトップに浮上。序盤に大波乱はあったものの、見事母国イギリスGPを制しました。
そして、我らが角田選手は16位スタートだったにも関わらず、チェッカーを受けた時には見事10位でポイントゲット! タイヤ交換のタイミングが良かったことと、きちんとタイヤマネジメントして、最後まで走り抜いたことが、この結果につながったのだと思います。
自力でのオーバーテイクはありませんでしたが、それでもクラッシュやスピンをせず、最後まで粘り強く走れれば、こういった結果がついてくると分かったことは、角田選手にとっても大きな経験になったのではないでしょうか。
ルーキーに求められているのは、まずはミスなく、かつちょっとでも結果を出せる走りだと思うので、イギリスGPの角田選手はとても良い走りができていたと思います。次戦からも、今回のようにたとえ地味でもコツコツポイントを取れる走りができることを祈っています!
コメント
コメントの使い方