三菱ふそうスーパーグレートに搭載された先進安全装備を試す!


■左折時の巻き込み事故を防止する「アクティブ・サイドガード・アシスト1.0」を体感

車体の左に搭載されたASGA1.0用のミリ波レーダー。スーパーグレートには前方と後方を検知する2基のレーダーで対象物を検知している

 次にスーパーグレートと自転車の模型を並走させて、途中でステアリングを左に切り、衝突被害軽減ブレーキを作動させるというASGA1.0の機能を同乗試乗で体験した。

 このデモ走行では、車体左側を走る自転車(模型)との間隔は1mほど。スーパーグレートの車速は作動条件の20km/h以下で、自転車はそれよりも若干早い速度で走行する。

 サイドミラーに注目していても自転車は見にくいが、ASGA1.0はしっかり対象物を捉え、左ピラーに備わったランプが黄色に点灯。並走途中で左ウインカーをつけると警告音とともにランプは赤色に変わり、さらにステアリングを左に切るとブレーキ制動がかかり自転車にぶつかる寸前で停止した。

 デモを繰り返すうち数回は自転車に軽く接触することもあった。この機能はあくまでドライバーが見落とした際の被害軽減に主眼を置くもので、衝突を未然に防げるとは限らないが、それでも被害を軽減する効果は実感できた。

ASGA1.0の衝突被害軽減ブレーキが作動したときの車内。このときは自転車の模型に接触した模様

 国交省の調べによれば、令和2年度の商用トラックが第一当事者となった死亡事故77件中、左折時の衝突事故が24.7%とダントツ(ワースト2位が駐・停車中の追突で18.2%。右折時の衝突は6.5%)で多くなっており、被害軽減にもたらす効果はかなり大きいはず。

 三菱ふそうは、世界のリーディングカンパニーであるダイムラートラックの一員として、グループで先進技術を共有しており、今回のESAもASGA1.0もその賜物といえるが、日本の大型トラックが世界標準の先進安全技術を積極的に採用することは大いに好ましいことだと思う。

【画像ギャラリー】大きな車に大きな安心と安全を!! 三菱ふそうスーパーグレートに搭載された先進安全装備がスゴイ!!