■マツダ CX-3
CX-3は2015年登場と、コンパクトSUVとしては古いモデルである。2020年に1.5Lガソリン車が加わるまでは、スタイリッシュなエクステリアと引き換えにキャビンとラゲッジスペースの狭さ、価格の高さ、乗っていて粗さを感じる点など、「売れないのも仕方ない」と感じるモデルだった。
しかし、追加された1.5Lガソリン車は、運転支援システムの選択に制限はあるものの、中心となる「15Sツーリング」のFF車で199万1000円とリーズナブル。また、乗ってみてもタイヤなどがベーシックな16インチとなることなどが幸いしているのか、まとまりが良い。
こうなると、CX-3はスタイリッシュなエクステリアなどの魅力もより際立ってくるのだが、売れ筋のコンパクトSUVにも関わらず、今年1~8月までの平均月販台数は約800台と、ライバルのヤリスクロス、キックス、ヴェゼルとは桁が違うほど売れていない。
心機一転頑張っているのを考えると、CX-3がここまで売れていないのは可哀そうになる。月1000台程度は売れるようなもうワンパンチがほしいところだ。
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