実力の割に人気が低すぎる!? 過少評価されている現役国産車 5選

実力の割に人気が低すぎる!? 過少評価されている現役国産車 5選

 ここ2年ほどの日本車の販売台数を見ると、トヨタ車は全体的に絶好調か実力相応というモデルがほとんどである。

 一方、トヨタ以外のモデルには「良いクルマで、きちんとすべきことをしているのに」と感じるにも関わらず、「これしか売れてないの?」というものも少なくない。本稿ではそんなクルマたちの過小評価されている点などを考えてみた。

文/永田恵一、写真/HONDA、NISSAN、MAZDA

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■日産 スカイライン

2019年にビッグマイナーチェンジされた日産 スカイライン。運転支援システムやスポーツモデルの投入など力を入れているが販売台数は低迷している(写真はスポーツモデルの400R)

 日本車でもっとも伝統あるモデルの1台であるスカイラインながら、2013年登場の現行モデルは、スポーツ性に代表されるスカイラインらしさに欠けている点や、日本市場軽視という印象があったのは否めなかった。

 そうした点への反省もあったのか、2019年にビッグマイナーチェンジされた現行スカイラインは、3.5L・V6ハイブリッドのみながら世界最先端の運転支援システムとプロパイロット2.0の採用や、自社製3L・V6ツインターボを搭載した標準系とスポーツモデルとなる400Rの設定など、たいぶ日本市場にも配慮したセダンとなった。

 しかし、スカイラインの2021年1月~7月までの販売台数は1882台と低迷している。この結果は、セダンというジャンルやスカイラインが400万円以上する高額車な点、ベンツ CクラスやBMW 3シリーズといった500万円級の輸入車に対する魅力度を考えると……といった意見はあるだろう。

 それにしてもビッグマイナーチェンジでそれなりの日本市場への対応をおこないながら、これしか売れていないというのはあまりに不相応である。

■ホンダ フィット

2020年に登場した現行型ホンダ フィット。広さを武器にしたコンパクトカーというのがウリだが、クルマには不可欠な『華』の部分に乏しく、売れ行きには繋がっていない

 2020年2月に登場した現行型4代目フィットは、過小評価されているクルマの代表だ。

 現行フィットはハイブリッドを1モーター(i-DCD)から2モーター(e:HEV)へシステム変更、クロスオーバーの「クロスター」追加といった話題もあったが、「広さを武器にしたファーストカーとしての使用にも対応するコンパクトカー」というコンセプトは不変だ。

 それだけにクルマとしての面白みはともかくとして、万能・万人向けなのは確かで、ごく普通にクルマを使う筆者の叔母が「ヤリスが欲しい」と言った際に、現行フィットを勧めたくらいだ。

 万能、万人向けな現行フィットながら、登場時の月間販売目標1万台に対し2021年1月から8月までの平均月販台数は約4600台と、目標の半分も売れてない。

 その原因にはスポーツモデルの設定がないなど、クルマという商品にほしい「華」がなく、スタイルにクセがあるといったこともあるだろう。

 しかし、フィットは現行モデルもキープコンセプトなだけに「そんなに変わらないから、先代モデルからの乗り換えが進んでいない」、「長距離ドライブや5人乗車をしないという人なら、総合的な出費が安く済む軽自動車のN-BOXやN-WGNに流れている」といった事情も小さくないのかもしれない。

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