なんじゃこりゃ!! 変幻自在のベンツの超低床トラックが凄い

■優れた乗降性と架装性を両立した唯一無二の存在

4人乗りハイキャブのキャブ室内。最大1920mmの室内高は居住性アップに、大型フロントウィンドウは視認性アップにそれぞれ寄与するものだ
4人乗りハイキャブのキャブ室内。最大1920mmの室内高は居住性アップに、大型フロントウィンドウは視認性アップにそれぞれ寄与するものだ

 最大の特徴である超低床キャブは、キャブ全高2830mmで4人乗りのハイキャブ、キャブ全高2382mmで2人乗りのローキャブの2種類を設定。ハイキャブは室内高1745〜1920mmを誇るいっぽう、ローキャブは優れた架装性を実現しており、用途に応じて選択可能だ。

 ちなみにハイキャブの4名分のシートは横一列に配置される独特なもの。中央の2名分はエンジンを避けてやや高い位置に搭載される。

 ハイキャブ、ローキャブともステップの高さ(間隔)は共通で、1段目が450mm、2段目が350mm、3段目が190mmとなる。ドアは通常のトラック同様のヒンジ式が標準だが、路線バスのような折りたたみ式もオプション設定される。

消防はしご車など特装車の架装ベースになることが多いエコニック。いっぽうで欧州では配送トラックや長距離トラックなどの採用例も見られ、日本でもアイデア次第でさまざまな活用ができそうだ
消防はしご車など特装車の架装ベースになることが多いエコニック。いっぽうで欧州では配送トラックや長距離トラックなどの採用例も見られ、日本でもアイデア次第でさまざまな活用ができそうだ

 エコニックのキャブの特徴は低さだけではなく、大型フロントガラスによる「パノラマビュー」で高い視認性も特徴。低いアイポイントと広い視界により、市街地走行中の安全性も高そうだ。

 超低床キャブモデルは、国産メーカーが扱っていないカテゴリー。絶対数は多くないだろうが、確実に需要はあるはずだ。昨年3月には東京消防庁がエコニックベースの消防はしご車を採用しており、今後も多方面での活躍が期待される存在だ。

【画像ギャラリー】革命的超低床!! これがメルセデス・ベンツのスペシャルトラック『エコニック』だ!!

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