ヤングタイマーが熱い! 今乗っておきたいちょっと古いクルマ5選


■いすゞ ピアッツァ/G・ジウジアーロの歴史的名品

いすゞピアッツァはジェミニのプラットフォームを流用した4シーターの2ドアクーペ。ボディサイズは全長4310×全幅1655×全高1300mm。ちなみにピアッツァの意味はイタリア語で広場(正確には都市のなかにある広場)
テールランプやガーニッシュなどリア回りのデザインも高い評価を受けている


●販売期間:1981年6月~1991年8月
●中古車相場:100万~160万円

いすゞピアッツァの中古車情報はこちら!

 名車「いすゞ 117クーペ」の後継として1981年に登場したクーペタイプの小型乗用車。デザインを担当したのは、117クーペと同じく巨匠ジョルジェット・ジウジアーロだ。

 当時の国産車といえばエッジが立ったデザインが主流だったが、ピアッツァは曲面を多用した優雅かつ斬新なデザインを採用。またフラッシュサーフェス処理も先進的で、ウインドウまわりを中心に、ボディ表面の凸凹は極力排除されていた。

デジタルメーターやメーター両側のサテライトスイッチが近未来感を感じさせる

 ピアッツァは内装もジウジアーロのデザインが忠実に再現され、上級グレードのXEには「デジタルメーター」を標準装備。またそれ以外のグレードにも、メーターナセルの両脇に操作系を集中させた「サテライトスイッチ」を設置。右手側にライトスイッチなど11項目、左手側にワイパーなど13項目の操作スイッチを集中させることで、ステアリングから手を離すことなく大抵の操作ができる作りになっていた。

 駆動方式はFRで、当初の搭載エンジンは直4のG200型。上級グレードのXEにはジェミニZZ用1.8L DOHCを1.9Lに拡大したDOHCが搭載され、それ以外のグレードには117クーペ用2L SOHCを改良したユニットが搭載された。そして1984年6月には最高出力180psの2L SOHCターボを追加している。

 ピアッツァに関しては、この「セピア色の未来」が気に入って仕方ないのであれば、もう買うしかないだろう。ジウジアーロ先生による傑作デザインだけでなく、小ぶりなサイズそのものも、現在の車では絶対に味わえない魅力のひとつだからだ。

 とはいえ流通台数はもはやかなり少ない。購入希望者には、ピアッツァを得意とするごく一部の専門店の物件情報を、日頃からこまめにチェックすることをおすすめしたい。

アッソ・デ・フィオーリ(ピアッツァの前身)のデザインを手がけたG・ジウジアーロ。1938年8月生

■日産 レパード(F31型)/『あぶない刑事』を見ていた世代には懐かしい!

1986年2月に発売されたF31型レパード。テレビドラマ『あぶない刑事』の劇中で捜査車両として登場した
プラットフォームはR31型スカイラインと共用。トップグレードのアルティマは3L、V6DOHCのVG30DEエンジン(185ps)を搭載する


●販売期間:1986年2月~1992年5月
●中古車相場:130万~550万円

日産レパード(F31型)の中古車情報はこちら!

 ……これはもう「あぶデカ」である。ドラマ『あぶない刑事』がお好きなら、ぜひ前向きに検討してみたいヤングタイマーだ。

 F31こと2代目の日産 レパードは、トヨタ ソアラの競合として登場した2ドアクーペ。冒頭の余談のとおり、テレビドラマ『あぶない刑事』のなかでタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)が乗る捜査車両としても大人気となった一台だ。

 プラットフォームなど基本設計はR31型スカイラインと共用で、前期型の搭載エンジンは国産初の3L V6DOHCのVG30DE(185ps)を頂点に、2L V6インタークーラーターボのVG20ET(155ps)、2L、V6自然吸気のVG20E(115ps)の3タイプが用意された。トランスミッションは前期型のVG20E搭載グレードに5MTが設定され、それ以外は4速ATのみという設定だった。

1988年8月にマイナーチェンジしたレパード後期型

 1988年のマイナーチェンジで後期型となり、3L、V6DOHCセラミックターボのVG30DET(255ps)を追加。そして2Lターボは155psのVG20ETから、最高出力210psのVG20DETセラミックターボに変更された。

 このクルマは性能や乗り味ウンヌンでホレるものではなく、この世界観……、つまり合理化こそが正義とされる現在とはまったく異なる、バブル期ならではのムードにどっぷり浸りたい人が選ぶべきヤングタイマーと言えるだろう。

 そしてこのエクステリアデザインも、男がピカピカのキザでいることを許容しない現代にあっては、なんとも魅力的に映るものだ。

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