また、タイ国をはじめとした東南アジアなどでは日本のカローラに近いセダンは1.6Lガソリン車で280万円程度からと安いクルマではないだけに、今も世界規模で見たら初代カローラの頃のような「カローラを手に入れた喜び」を噛みしめている人はたくさんいるに違いない。
つまりカローラというクルマは目立たないことがほとんどにせよ、いろいろな形で人々を幸福にするクルマ、大げさではなくきれいな水や空気のような尊いクルマであり、だからこそ日本を含め世界中で必要とされているのではないだろうか。
■アクシオ&フィールダーのFMCにも期待!
先代型11代目モデルでは日本での存在感が薄れたカローラファミリーだが、カローラスポーツから始まった現行モデルになってからはカローラクロスの追加を含め、勢力が再び強まっている。これはプリウスなどもあるが、トヨタのミドルクラスの本流は「やっぱりカローラ」という表れなのかもしれない。
現在カローラが復権しているだけに、継続販売中の5ナンバーサイズのアクシオ&フィールダーのフルモデルチェンジも期待したい。具体的にはヤリスベースというのはヴィッツベースの現行アクシオ&フィールダーと同じでも、ヤリスベースなら元がいいだけに年配層も満足できる小さいながらもいいクルマができるのではないだろうか。
アクシオ&フィールダーのようなクルマは日本が超高齢化社会になっているのもあり、いつまで必要なのかは不透明なのかもしれない。しかし、当面は必要と思われるジャンルなのに加え、今でもアクシオとフィールダーを合計すると月約2000台が売れているだけに、より万人向けとなるフィールダーだけでもフルモデルチェンジを考えてほしいところだ。
【画像ギャラリー】1966年の初代から最新カローラクロスまで、歴史のターニングポイントになったクルマを写真でチェック!!
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