直6FRに電動化にSUV!? マツダの舵取りはユーザーが求めるものなのか


■分かりやすいラインナップ整理はマツダの急務

現行型マツダ6。直6エンジン搭載のFRスポーツセダンにモデルチェンジされるという情報もある

 そのためにも、もう少し分かりやすくラインナップを整理して欲しいと思ってしまう。

 現在「マツダ+一桁数字」が、コンパクトカーやセダンのことであるというのは、一般のユーザー層にも取りあえず浸透してきた。

 今後、新型マツダ2に高効率エンジンである「SKYACTIV-X 1.5+マイルドハイブリッド」や直列3気筒ディーゼルターボエンジン「SKYACTIV-D 1.5」などを搭載して登場すれば、さらにモデルの特長が際立つであろう。

 そしてラージモデルとなるマツダ6が、直6エンジン搭載のFRスポーツセダンとして登場すれば、さらに差別化や理解度は進むはずである。

 問題は、今後より力を注ぐことになるSUVである。国内投入モデルを見てみると、現段階では「CX+一桁数字」と「CX+二桁数字」が混在し、ラインナップを理解出来ない人たちもかなり存在する。

 今後、CX-3がしばらく延命し、そこに新型CX-5投入となれば、話は少々ややこしい。CX-30、CX-60、CX-80などの二桁数字モデルとの混在による分かりにくさは、解消されないままだからだ。ブランド価値をより向上させるためにも、SUVの明確なラインナップ形成は急いで欲しいと思うのはそれがあるからだ。

 かといって、これまで売り上げに大きく貢献し、知名度も高いCX-3、とくにCX-5と言うブランドを一気に変更することも、相当に難しい決断ではあるが……。

■100年間で培われたマツダのイメージとは?

現行型ロードスター。マツダのイメージは『クルマを手足のように自在に操り、走ることを追求する』というスポーティさではないだろうか

 昨年1月に創業100周年となったマツダ。一世紀の間に培われたブランドイメージとはなにか?

 ロータリーエンジンが創り上げ、ファミリアやロードスターによって定着したスポーティイメージ。愚直なまでに走ることの楽しさを追求し、それを独自のデザインと手にしやすい価格戦略で表現してきたメーカーだったと個人的には思っている。

 膨大な時間と数々の戦略によってブランドイメージが確立することは、もはや説明の必要はないだろう。だからこそ世間から「高級路線への転換」と安易に受け取られてしまうことに、少しばかりの危惧を感じるである。

 同時に生前の徳大寺有恒氏が「マツダはスポーツカーメーカーを目指せるメーカーだよ」とおっしゃられていたことを思い出した。単にRX-7などのスポーツカーの復活を言っているのではないのだと思う。

 コンパクトハッチでもSUVでもBEVでも、スポーティなテイストをどんどん進化させる。そして新世代の魂動デザインでそのパフォーマンスを包み込み、だれもが手を出せるコスパのよさで勝負する。これだけでもマツダブランドのプレミアム感は自然と確立していくような気がするのだが……。

【画像ギャラリー】マツダが目指す未来を体現!? コンセプトカー RX-VISION&VISION COUPE(13枚)画像ギャラリー

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