■100年間で培われたマツダのイメージとは?
昨年1月に創業100周年となったマツダ。一世紀の間に培われたブランドイメージとはなにか?
ロータリーエンジンが創り上げ、ファミリアやロードスターによって定着したスポーティイメージ。愚直なまでに走ることの楽しさを追求し、それを独自のデザインと手にしやすい価格戦略で表現してきたメーカーだったと個人的には思っている。
膨大な時間と数々の戦略によってブランドイメージが確立することは、もはや説明の必要はないだろう。だからこそ世間から「高級路線への転換」と安易に受け取られてしまうことに、少しばかりの危惧を感じるである。
同時に生前の徳大寺有恒氏が「マツダはスポーツカーメーカーを目指せるメーカーだよ」とおっしゃられていたことを思い出した。単にRX-7などのスポーツカーの復活を言っているのではないのだと思う。
コンパクトハッチでもSUVでもBEVでも、スポーティなテイストをどんどん進化させる。そして新世代の魂動デザインでそのパフォーマンスを包み込み、だれもが手を出せるコスパのよさで勝負する。これだけでもマツダブランドのプレミアム感は自然と確立していくような気がするのだが……。
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