■結論:日本で朽ち果てるより海外で大切にされるのは「アリ」なのか?
日本で朽ち果てるより海外で大切にされるのは「アリ」なのか? と問われたら「アリ」だと答えたい。
昨今の旧車およびネオクラシックカーの高騰に頭を悩ませているユーザーが多いことだろう。とはいえ、相対的に古いクルマが値上がりしているわけではない。
一部のスポーツカーや限定車など、多少の例外があるにせよ趣味性の高いクルマが中心だ。
ファミリーカーを中心にどれほど走行距離が短くとも、ワンオーナー車でガレージ保管だったとしても、需要がなければ「価値なし」の評価が下されてしまう。
その先にあるのは部品取り車としてドナー提供されるか、スクラップか・・・。いずれにしてもクルマとしての役目を完全に終える運命が待ち受けている。
しかし、日本ではいつの間にか見向きもされなかった日本車が、海外で珍重され、現地の多くのクルマ好きを魅了している現状がある。
片道切符で生まれ故郷の日本を離れ、おそらくは2度と帰ってくることはないだろうが、まさに第二の人生(車生というべきか)のスタートだ。
製廃や欠品などで苦労している旧車およびネオクラシックカーのオーナーは数多いだろう。
日本から海外へと旅立っていった日本車が、現地で延命するべく独自に部品が生産され、逆輸入という形で日本国内のユーザーが恩恵を受ける可能性にも期待したいところだ。
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