日産の名門フーガ 現行型はもう12年 流転の運命と再生の可能性


「ラグジュアリーEVセダン」を目指してはどうか

 セダンのマーケットは、今後さらに縮小していくかもしれないが、筆者は、消滅してしまうことはないと考えている。欧州プレミアムブランドや、その他のラグジュアリーメーカーも、車種こそ減らしているが、しっかりと商品力のあるセダンをラインアップし続けており、日本でいえば、センチュリーや、レクサスLSなど、贅沢なつくりのセダンは一定の需要がある。

 だが、やはりフーガの存続は厳しい。いまの時代に、「大排気量のマルチシリンダーエンジンを積んだ後輪駆動セダン」が、一般ユーザーに需要があるとは思えない。次期型フーガが今のままの形式でモデルチェンジする可能性は、ないに等しい。

 ここはひとつ、フーガには、「フーガ」ブランドは終わりにして、「アリア」をベースにした「ラグジュアリーEVセダン」として生まれ変わる道を目指してほしい。名前も「プレジデント」を復活させ、ハイエンドのアッパーセダンとして、フラッグシップに掲げる。

 これとて大ヒットは見込めないが、「フーガ」そして名門「シーマ」の魂を、EVの時代となるであろう次世代に受け継ぐことができれば、日産FRセダンの最後の花道を飾ることくらいはできるかもしれない。

【画像ギャラリー】日本が誇る高級サルーン 日産セドリック/グロリアそして、フーガの歴代モデルを振り返る(37枚)画像ギャラリー