中学生の時にひと目惚れし約21年愛し続ける1990年式ユーノスコスモ 20BタイプE-CCSの真実とは?【Bestcar Classic オーナーズボイスVOL.14】

■失礼ながら、これまで大小の故障はありましたか?

 もっとも大きな故障は、エンジンのウォータージャケット部の破損により水食いが発生、オーバーホールとなりました。その他、ミッションもオーバーホールしています。

 それ以外の故障を挙げたら切りがありませんが……。

1:ブローオフバルブが走行中に破損しエンジンストール(しかも2回!)

2:ラジエーターアッパータンクにクラックが入り、ボンネットを開けてみると緑の噴水(!)が

3:イグニッションスイッチが劣化し発熱、カプラーが溶けて突然エンジン停止。以前、リモコンエンジンスターターを付けていましたが、そのカプラーも溶けてエンジンがかからなくなったこともありました

4:エアコンリレーの不具合があり、リコールなっていたので自分の車両を調べてもらうと「対策部品に交換済み」とのこと。車検時に民間工場に預け、試運転中にリレーから発火し半年ほどメーカー(ディーラー)に入院。実際には交換されていなかったとのことでした

5:その他、細かいところでは……
ABSセンサー、ブレーキアクチュエーター、エアコンコンプレッサー、タコメーター、シートベルト、ルームミラー、TWSユニット、エキマニからの排気漏れ、足まわりブッシュ類の各種劣化、CCS関連の電子機器など

 ユーノスコスモの特筆すべき点のひとつに、世界初の標準装備であるGPS航法のナビ(CCS)が挙げられます。多くのCCSはすでに故障していて使えないという方が多いのですが、私の個体はナビもモニターも「生きて」います。

 その代わり、メインアンプ、CCSモニター、メインコントローラー、チューナーユニット等、システムに係わるほとんどの部品が故障し、すべて修理してきました。ただ、CDチェンジャーだけはプロの方でも直せないそうで、いつ使えなくなるかと冷や冷やしています。

ユーノスコスモを前後から眺めてみたところ。30年前のクルマとは思えないほど古さを感じさせない
ユーノスコスモを前後から眺めてみたところ。30年前のクルマとは思えないほど古さを感じさせない

●あらゆるトラブルに遭遇しても心が折れることは……?

 決して意地で所有しているというわけではないんです。新しいクルマに買い替えるにもお金がかかりますし。

 それよりも、この個体がかわいそうですよね。私の手元を離れたあと、どうなってしまうのか?とか……。あちこち改造された挙げ句、最後にはスクラップにされてしまうのかな……なんて考えてしまうと手放せないです。

 修理の際にショップに入庫した時、私のユーノスコスモよりコンディションの良い個体が売りに出ていたんです。ここで乗り替えたら……と思うと、手放そうとは思えなかったですね。

現代のゴテゴテしたクルマと比べて、改めてシンプルなデザインであることを再認識させられる
現代のゴテゴテしたクルマと比べて、改めてシンプルなデザインであることを再認識させられる

■純正部品の入手に苦労していますか? 欠品・製造廃止している部品などご存知でしたら教えてください

・エアコンコンプレッサー
・ABSセンサー
・電動ファンモーター
・ホーンボタン
・外装パネル
・ゴム類

 などなど、多種に渡ります。ただ、オーダーすれば以前が欠品だった部品の在庫があったり……ということが過去に何度かありました。ハザードのスイッチな在庫があるのに、ATのタイミングを変更するボタンは欠品だったり……といった具合に、マツダさんも気を遣ってくださっているのかなという気がしています。

 なかなか難しいとは思うんですが、セブンや初代ロードスターのように、もう少し再販する部品を増やしていただけたら……と思います。

タンレザーの内装も美しい。驚くべきことにCCSはいまも健在(!!!)だという
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