2000年以降登場の日本車ベストセレクション!! 【マツダ・スバル・三菱編】

■スバル:歴代STIモデルもベスト10にランクイン!

●ランカスター6(2000年5月追加)から2代目BRZ(2021年7月登場)まで:全47車種

第1位:4代目レガシィ(2003年)。傑作のなかの傑作。等長等爆で往年のボクサーサウンドが消えたのもこのレガシィから
第1位:4代目レガシィ(2003年)。傑作のなかの傑作。等長等爆で往年のボクサーサウンドが消えたのもこのレガシィから

 ベストは、スバル初のCOTY受賞車でもある4代目BP/BLレガシィだ。

 サイズもちょうどいいし、今見てもまとまりのよい洗練されたスタイリングだし、走りの仕上がりもよかった。歴代レガシィ、いや全スバル車のなかでもベストだと思う。

第2位:S203(2003年)。バランス取りしたエンジン、ピロ多用の足回り、空力の改善など、手の込んだ内容だ
第2位:S203(2003年)。バランス取りしたエンジン、ピロ多用の足回り、空力の改善など、手の込んだ内容だ
第3位:S207(2015年)。当時歴代最強の328psのEJ20や専用開発のビルシュタイン「DampMatic II」を国内初搭載
第3位:S207(2015年)。当時歴代最強の328psのEJ20や専用開発のビルシュタイン「DampMatic II」を国内初搭載

 そしてスバルの場合はもちろん量販車もいいけど、頻繁に出てくるSTIが手がけた限定販売のコンプリートカーに印象的なものが多いのでどうしてもそちらに目が行って、必然的にそれが上位に。

 なかでも最もインパクトがあったのは、S203だ。速さと上質さをみごとに兼ね備えていた。

 STIのコンプリートカーがいかに完成度が高いかを世に知らしめた。あまりのよさに同業者が何人か購入したのを覚えている。

第4位:4代目WRX STI RA-R(2018年)。STI設立30周年記念車。329psのバランスドBOXERを搭載しつつ、大幅な軽量化を達成
第4位:4代目WRX STI RA-R(2018年)。STI設立30周年記念車。329psのバランスドBOXERを搭載しつつ、大幅な軽量化を達成
第5位:3代目WRX STI tSタイプRA(2013年)。スペックCをベースに、「RA」としての走りを追求。11:1のステアリングレシオを初採用
第5位:3代目WRX STI tSタイプRA(2013年)。スペックCをベースに、「RA」としての走りを追求。11:1のステアリングレシオを初採用

 ついでS207。高級なレーシングカーのような仕上がりが印象深い。特に「NBRチャレンジパッケージ」がよかったし、アグレッシブさと上品さを兼ね備えた見た目もよかった。

 さらに4代目WRX STIでは、速さに加えてほかにはない軽さが際立っていたタイプRA-Rも挙げたい。ソリッドで扱いやすく、とにかく運動神経バツグンな走りが印象深い。

第6位:2代目レヴォーグ(現行型・2020年)。1.8LDITエンジンを初搭載し、SGPやアイサイトも大幅に進化。電制ダンパーを初採用
第6位:2代目レヴォーグ(現行型・2020年)。1.8LDITエンジンを初搭載し、SGPやアイサイトも大幅に進化。電制ダンパーを初採用
第7位:4代目フォレスター(2012年)。最もフォレスターらしかった世代と認識。やはり280psのFA20ターボが美味しかった
第7位:4代目フォレスター(2012年)。最もフォレスターらしかった世代と認識。やはり280psのFA20ターボが美味しかった

 RA-Rといえば、その前の3代目にも名車がある。その後のSTIの定番となる11:1という、当時としては考えられない超クイックレシオのステアリングを採用し、それをちゃんとモノにして、もの凄く切れ味の鋭い走り味に感銘を受けたものだ。

 STIのコンプリートカーだけでリストが埋め尽くされてしまいそうだけど、量販モデルについて触れたいので、これくらいでとどめておこう。

第8位:3代目XV(現行型・2017年)。中身はいたって真面目ながら、このクルマが手元にあるだけでワクワクできる雰囲気がイイ
第8位:3代目XV(現行型・2017年)。中身はいたって真面目ながら、このクルマが手元にあるだけでワクワクできる雰囲気がイイ
第9位:初代BRZ(2012年)。初代86をOEM供給するだけでなく、スバルもちゃんと存在感を発揮してくれたのがうれしい
第9位:初代BRZ(2012年)。初代86をOEM供給するだけでなく、スバルもちゃんと存在感を発揮してくれたのがうれしい

 2代目レヴォーグは、やはりいろいろ新しいものを取り入れただけあって完成度が高い。スバルにとってもひとつの節目になるクルマだと思う。

 同じくXVも現行型がイイ。逆にフォレスターとBRZも現行型の完成度が高いことは重々承知だけど、もう少し時間が経ってから評価したい。

 最後に、あんまり売れなかったけど、ぜひ「360の再来」と称されたR1を挙げておきたい。軽自動車でこういうクルマなんて、絶対スバルじゃないと作れない。

第10位:R1(2004年)。2ドアの2+2で4気筒エンジンに4輪独立懸架と、その内容は軽自動車としては常識外
第10位:R1(2004年)。2ドアの2+2で4気筒エンジンに4輪独立懸架と、その内容は軽自動車としては常識外

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