2000年以降登場の日本車ベストセレクション!! 【マツダ・スバル・三菱編】

■三菱:No.1は三菱きってのエポックなあのモデル

●プラウディア(2000年2月デビュー)からeKスペース(2020年3月登場)まで:全48車種

第1位:アウトランダーPHEV(現行型・2012年)。4WD技術とEV技術を融合した先進のプラグインハイブリッドで、走りの実力も非凡
第1位:アウトランダーPHEV(現行型・2012年)。4WD技術とEV技術を融合した先進のプラグインハイブリッドで、走りの実力も非凡

 最近の三菱車のなかでエポックを画したのがアウトランダーPHEVだ。

 エンジンを発電機として使い、これに外部充電システムを組み合わせ、モーター走行の領域を広げている。PHEVの魅力に、SUVの卓越した走破性能を組み合わせたことを高く評価して最上位とした。

第2位:ランサーエボリューションVII(2001年)。第3世代のランエボ。AYCとACDを協調制御させ、意のままの軽快な走りを実現した
第2位:ランサーエボリューションVII(2001年)。第3世代のランエボ。AYCとACDを協調制御させ、意のままの軽快な走りを実現した
第3位:i-MiEV(2009年)。世界初の量産EV。気持ちいい加速フィールとリア駆動ならではの冴えた走りが魅力だ
第3位:i-MiEV(2009年)。世界初の量産EV。気持ちいい加速フィールとリア駆動ならではの冴えた走りが魅力だ

 そして外せないのが、ランサーエボリューションシリーズだ。2Lという排気量のなかで最強、そして最速を目指した刺激的なスポーツセダンである。

 2000年以降となると第3世代のランエボVIIからになるが、VIIの登場は衝撃的だった。もちろん、走りの実力も文句なし。

 ランエボの最終形とも言えるエボXはパワートレーンを一新し、ツインクラッチ採用の6速2ペダルMTも設定している。

 新鮮さを感じたが、伝説を築いた20世紀のランエボと比べると衝撃度は小さい。また、エボIX派生の硬派ランエボワゴンもトップ10にふさわしい実力派だ。

第4位:初代eKワゴン(2001年)。優れたパッケージングとスマートなデザインの軽ハイトワゴン。運転しやすかった
第4位:初代eKワゴン(2001年)。優れたパッケージングとスマートなデザインの軽ハイトワゴン。運転しやすかった
第5位:コルト(2002年)。ダイムラー・クライスラーと共同開発したコンパクトカーの意欲作。走りの実力も高い
第5位:コルト(2002年)。ダイムラー・クライスラーと共同開発したコンパクトカーの意欲作。走りの実力も高い

 ランエボとともに秀作が多いのが軽自動車である。感嘆した軽自動車の筆頭が、世界初の量産EVとして2010年春にデビューしたi-MiEVだ。

 航続距離は短かったが、異次元の走りを見せ、快適性も高かった。東芝製のSCiB電池の実力も非凡。このメカニズムを用いた商用車のミニキャブMiEVも近場の配送で実力を発揮する。

第6位:5代目デリカD:5(現行型・2007年)。多人数が快適にドライブできる広い室内に加え、SUV並みの卓越した走破性を誇る
第6位:5代目デリカD:5(現行型・2007年)。多人数が快適にドライブできる広い室内に加え、SUV並みの卓越した走破性を誇る
第7位:ランサーエボリューションX(2007年)。S-AWCや2ペダルMTのTC-SSTなど、三菱のハイテク技術を満載し、豪快な走り!
第7位:ランサーエボリューションX(2007年)。S-AWCや2ペダルMTのTC-SSTなど、三菱のハイテク技術を満載し、豪快な走り!

 そして小さな実力モデルとして忘れられないのが、初代eKワゴンだ。立体駐車場も使える絶妙な高さのハイトワゴンで、デザインだけでなくパッケージングも素晴らしかった。

 ターボ搭載のeKスポーツも気持ちいい走りを披露する。最近の佳作は、2代目eKスペースと兄弟車のeKクロススペースだ。キャビンは驚くほど広く、走りの実力もクラストップレベル!!

第8位:ミニキャブMiEV(2011年)。エコでクリーンな走りに加え、キャビンと荷室も広い便利な軽自動車サイズの商用EV
第8位:ミニキャブMiEV(2011年)。エコでクリーンな走りに加え、キャビンと荷室も広い便利な軽自動車サイズの商用EV
第9位:2代目eKスペース/ekクロススペース(現行型・2020年)。軽ワゴンでは最大級の室内空間を誇り、走りの実力と先進安全装備も高いレベルにある
第9位:2代目eKスペース/ekクロススペース(現行型・2020年)。軽ワゴンでは最大級の室内空間を誇り、走りの実力と先進安全装備も高いレベルにある

 コンパクトカーで光っていたのは2002年秋に登場した新生コルトである。キュートなデザインで、キャビンは広く、シートアレンジも多彩だった。エンジンとサスペンションの仕上がりもいいなど、トータル性能が高い。ラリーアートの走りも魅力的だ。

 息の長いモデルになったデリカD:5も三菱の自動車史に残る傑作で、ミニバンの新境地を切り開いた。SUV顔負けの卓越した走破性は今も健在だ。追随を許さない。

第10位:ランサーエボリューションワゴン(2005年)。第3世代のランエボIXのメカを移植して痛快な走りを見せた4WDのスポーツワゴン
第10位:ランサーエボリューションワゴン(2005年)。第3世代のランエボIXのメカを移植して痛快な走りを見せた4WDのスポーツワゴン
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