えっ、トヨタの横に日産？ ライバル販社との意外な関係性

■メーカーの違う販売店同士は意外と仲良し！同一メーカーの方が仲違いしているかも

　トヨタ、日産、ホンダ……、BMW、メルセデスベンツ……などなど、国内には様々な自動車メーカーの販売店がある。

　またトヨタの中にはトヨタ店・トヨペット店・カローラ店・ネッツ店といったチャネル分けがあり、日産・ホンダなどではチャネル分けは無いものの運営母体の会社が違うなど、ディーラーの違いはユーザーが想像するものよりも大きい。

　母体の会社が違えば、同じメーカーの看板を掲げていても、ライバル同士となる。特に同じ商圏内で、同一商品を扱うライバル会社の存在は、見過ごすことができるものではない。

　そのため、ライバルという意識が強いのは、同一メーカーの看板を掲げるお店同士であり、逆に他メーカーのお店同士の方がディーラーの仲は良かったりする。

　仲のいい販社同士だと、新型車が出れば、そのクルマの紹介に来たり、その新型車に乗る機会を作りあったりする。

　また、自店舗に他社メーカーのクルマが整備に入ってきて、どうにも手が付けられないといった場合には、そのクルマを専門に扱う、仲のいいお店に相談して、整備を手伝ってもらう、アドバイスし合うといった交流もあるのだ。

　元来、地域ごとにディーラー会と呼ばれるものがあり、同一地域の同業他社と触れ合う機会は多い。ユーザーの皆さんが思っているほど、火花を散らしたライバル同士というわけではないのが、自動車ディーラーの関係性である。

　自動車ディーラーが1か所に固まっているのは、ユーザーの利便性が高く、商品の比較などもしやすくなる。いつものお店に行くついでに、近隣のお店に立ち寄ってみると、新たな発見があるかもしれない。一度試してみて欲しい。