■業務・見積・ペイント、さらにはトップオブメカニックの称号も
社内資格はメーカー名の入った〇〇検定だけではない。
サービススタッフの総合的な接客応対力等を量る「業務検定」、鈑金見積もりの業務スキルを量る「エスティメーション検定」、板金修理業務に必要な「ボディ検定」、塗装業務に必要な「ペイント検定」など、各専門分野で取得が必要な社内資格は変わってくる。
それぞれに1~3級(A~C級)の階級があり、1級やA級の取得は相当難しい。
さらに、トヨタディーラーを例にとると、トヨタサービス技術検定1級取得者の中で、特に優秀なサービスエンジニアを認定する「トップクルー」という制度がある。
レクサス店では「レクサステクニカルエキスパート」と呼ばれる認定制度で、この資格を持つエンジニアは、全国に数えるほどしかいない。技術教育体系の最上位に位置付けられた、ほんのわずかな精鋭たちだ。
トップクルーやレクサステクニカルエキスパートは、トップオブメカニックの称号であり、その道のスペシャリストだ。トヨタサービス技術検定1級と同じように、ワッペンが付いているので、普段足を運ぶディーラーに、トップクルーやスペシャリストがいるか、探してみてほしい。
高度な専門知識と技術を持つ、各メーカーのエンジニアたち。その努力と鍛錬は凄まじく、クルマの安全を守りながら、私たちは質の高いサービスを受けることができる。日本のクルマを支えるエンジニアのおかげで、今日も安全にクルマを使えることに感謝したい。
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