■楽しみ方はオーナーの数だけある。それがVW
今回のカーショーでも多種多様な空冷VWを見ることができましたが、その楽しみ方(スタイル)は、まさに「オーナーの数だけある」といっても過言ではありません。
例えば、空冷VWの代表的なカスタムスタイルである「Cal Look(キャルルック)」は、日本でも、これに関する専門の本が出版されるほど奥深いものなので簡単には説明できませんが、ここ本場のカリフォルニアでも、いまだに進化し続けているというのだから驚きです。
ショーカーをよく見ると、極めてノーマルで程度の良い個体から、リアの狭いエンジンルームに、どデカいターボをぶち込んだスリーパー(外観は普通だがエンジンチューンなどがされている)やホットロッドを模したペイントが施されたビートルなど、ついつい引き寄せられてしまいます。
VWはよく「キャンバスのようなクルマだ」と言われます。オーナーは自分のVWをキャンバスに見立て、この世に2つとない絵を描くように自分のスタイルを作り上げる。つまり、オーナーの数だけ、空冷VWスタイルがあると言うことを、本場の空冷VWシーンを見てあらためて思い出しました。
■スワップミートでお宝発見!?
本場のドラッグレースも迫力満点でしたが、カーショーと並行して行われていたスワップミートも同様に外すことのできない大事なイベント・コンテンツのひとつです。日本でも500台規模の空冷VWイベントが行われ、同様のスワップミートを楽しむことができますが、やはり本場カリフォルニアならではのお宝に巡り合えるかもしれないというワクワク感があります。
スワップミートでは、細かな部品から大物はクルマそのものまであって、おおよそ何でも揃っています。しかしながら、モノによっては「真贋」を見極める目を養っておかないと、残念なものを掴まされることもあるので気が抜けません。
また、ここで見られるものはクルマ関係だけでなく、同じ時間を共に歩んできた生活雑貨品やアクセサリーなどもあるので、家族連れでも十分楽しむことができます。ちなみに、筆者の戦利品は、ブルーのカリフォルニアナンバープレートで、「日本から来たんだよ」と言ったら、5ドル値引きしてくれました。
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