最有力は? 2021年「今年の車」を大予想!! 10傑も実力車揃いで大混戦必至

輸入車メーカーの王様ことベンツほか4台ノミネート!! 

●BMW4シリーズ(クーペ/カブリオレ/グラン クーペ/M4クーペ):イヤーカー獲得30%

写真は2021年9月3日に発売されたBMW M4クーペ
写真は2021年9月3日に発売されたBMW M4クーペ

 4シリーズはかつては3シリーズの2ドア系を独立させて系統立てたシリーズである。2005年~2012年に販売されていた3シリーズ(E系)がモデルチェンジしF系となった際、セダンとステーションワゴンは3シリーズとして存続。クーペ、カブリオレ、4ドアクーペ(グランクーペと呼ばれる5ドアハッチバック)は4シリーズとして新たにスタートする。

 現行モデルは2020年10月にクーペが日本で発表、2021年2月にカブリオレ、2021年7月にグランクーペがそれぞれ発表されている。エンジンはそれぞれに2L4気筒と3L6気筒を用意。2Lのスペックはそれぞれ、184馬力/300Nm。3Lはクーペとカブリオレが387馬力/500Nm、グランクーペが374馬力/500Nmとなる。

 いっぽうで、3L直6ツインターボを搭載するハイパフォーマンスモデルとなるM4シリーズも存在する。スタンダードのM4クーペでも480馬力/550Nmのスペック、M4コンペティションになると510馬力/650Nmのエンジンを搭載する。

●メルセデスベンツCクラス:イヤーカー獲得60%

 Cクラスの源流は1982年に登場した190シリーズにある。それまでのメルセデス・ベンツでコンパクトと呼ばれたモデルは、のちにEクラスとなっていく。190シリーズのコードネームはW201(セダン)であり、現行CクラスセダンのコードネームがW206であることからも同じ流れのなかにあることは明白である。

 現行Cクラスは2021年6月にセダン系(W)とワゴン系(S)がフルモデルチェンジとなった。クーペはC205モデル、カブリオレはA205が継続して販売されている。日本仕様に搭載されるパワーユニットは1.5Lガソリンのマイルドハイブリッド、2Lディーゼルのマイルドハイブリッド、2LガソリンのPHVが発表されている。

 現状での主力となる1.5Lガソリン・マイルドハイブリッドエンジンは204馬力/300Nmのスペックで、ここに48V-15kWの出力を持つISG(編注:モーター機能付き発電機)が組み合わされる。

 従来多くみられたISGのようにオルタネーター的なものではなく、パワーユニットの構成部品として組み込まれていることが特徴的だ。またオプションではあるが、4輪操舵システムも採用され、より高性能化が図られていることも特徴的である。

●VWゴルフ/ゴルフ ヴァリアント:イヤーカー獲得70%

 フォルクスワーゲン(VW)のゴルフはタイプ1、つまりビートルの後継モデルとして1974年に初代モデルが登場した。以後、モデルチェンジを繰り返しながら、ドイツでは2019年10月に最新モデルである8代目が発表された。

 日本でのハッチバックモデル発表は2021年6月で、じつに1年半以上のタイムラグが生じた。同年7月にはステーションワゴンのヴァリアントが発表されている。パワーユニットはハッチバック、ヴァリアントともに共通でe-TSIの名前で呼ばれる48Vマイルドハイブリッド方式となる。ユニットは2種で、1Lが3気筒(110馬力/200Nm)、1.5Lが4気筒(150馬力/250Nm)の出力。組み合わされるモーターは同一で13馬力/62Nmとなる。

 現代の市場が求めるデジタル化にも対応、10.25インチ液晶パネルを用いたデジタルコクピットプロを全グレードに採用。ドライバーアシスト機能も最新のものが用いられ、運転中にドライバーが意識を失った際には自動的に停止するエマージェンシーアシストも搭載となった。

●シボレーコルベット:イヤーカー獲得5%

 シボレーはアメリカGM社のブランドで、コルベットが車名である。初代コルベットは1954年に2シーターオープンモデルとして登場した。当初は直列6気筒エンジンを搭載したが、すぐにV8エンジンを搭載するようになった。現行モデルは8代目にあたり、C8というコードを持つ。搭載されるエンジンは6.2LのV8で502馬力/637Nmを発生する。

 世界中の多くのクルマのエンジンがDOHCヘッドを採用するのに対し、新型コルベットはOHV方式にこだわっている(コルベットの歴史のなかでは一時期DOHCヘッドを採用したハイパフォーマンスモデルも存在した)。

 しかし、大きく変わった点もある。それはエンジンの搭載位置である。コルベットは初代から7代目となる先代までは一環してフロントセクションにエンジンを搭載しリアタイヤを駆動するFR方式を採用した。このモデルからミッドシップ-リアドライブ(MR方式)に駆動方式を変換。MR方式としたのはレースフィールドにおける欧州のスポーツカーモデルとのパフォーマンス差を埋めるためといわれている。

「イヤーカー」受賞予想パーセンテージ
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