■現在のGR/GR SPORTのラインナップは?
現在のトヨタのラインナップには「GR / GR SPORT」というカテゴリーがある。そのなかの「GR」に、GRヤリス、スープラとGR86が属する。
ヤリスのみが通常のヤリスと「GR」のヤリスの2種類が存在するが、スープラと86は全て「GR」。だが86の正式名称は「GR86」で、スープラの正式名称はちょっとややこしいがGRがつかず単に「スープラ」となる。
GR86の生産拠点は、BRZと兄弟車ということでスバル群馬製作所本工場、GRスープラはBMW Z4と兄弟車ということでマグナ・シュタイヤー社のオーストリアにあるグラーツ工場となる。
GRヤリスの自社生産以前と以後では、GRブランドが大きく変わりつつあると言っていいだろう。GRヤリスのようなクルマを次々に送り出していくのがトヨタにとってのGRブランドの究極的な姿と見られる。
その「GR」の下のカテゴリーとして「GR SPORT」が存在。GRとは違い、「ランドクルーザーGR SPORT」、のように車種名の最後にGR SPORTと付けられる。GR SPORTは通常のクルマをベースに専用の内外装・サスペンションチューン、ボディ剛性強化が行われるいわゆるライトチューン、「スポーツコンバージョン」である。
現在GR SPORTのバッジがつくのは、ヴォクシー、コペン、CH-R、ノア、ハイラックス、プリウスPHV、ランドクルーザーの7車種となっている。
■アメリカでチラ見せ!268馬力で四駆のGRカローラ!
現時点では3車種しかないGRだが、今後どんなクルマがデビューしてくるのだろうか? 12月初旬、トヨタUSAのインスタグラムでGRカローラのティザー画像がリリースされた。写真をよく見ると、左のコンテナの奥にGR-FOURと書かれたカモフラージュされた車両が見つかる。
11月にも、カローラハッチバックというハッシュタグとともに、思わせぶりな「Keep them guessing…(ずっとじらしちゃおう…)」とコメントされた、ダッシュボードの時計の時刻が「G:16」、またエアコンの温度表示が2と68に読めるインテリアの写真がインスタグラムに投稿された。
そして奥には極めて小さくカモフラージュされたGRカローラと見られる車体が写り、カーナビ画面上もよく見ると通りの名前が「GT Four」となっている。
まるで何かの暗号のようだが、これが示唆するのは、アメリカで近い将来デビューするGRカローラは、GRヤリスと同じ出力268馬力! のG16E-GTSターボチャージャー付き3気筒エンジンが搭載され、4輪駆動になるということだと思われる。
しかし、現時点では登場のタイミングは明らかにされていない。個人的にはCVTではなくi-MTで、安全装備と運転支援機能が充実していて、ハンドリングがクイックすぎずに積載能力のある実用的なGRカローラスポーツが出たら売れるのではないだろうか。
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