まだまだ人気のSUV。スポーティでありながらユーティリティ性にも優れていて、乗ればなんだか幸せな毎日しか思い浮かばない。
例えば予算300万円台で幸せなSUVライフを考えた場合、どんなクルマ選びができるのか!?
まずはミドルサイズSUVがターゲットとなるだろうが、このご予算、意外と選択肢が広い。「コスパの鬼」、自動車評論家 渡辺陽一郎のチョイスを参考にじっくり検討して、より幸せになれるSUV選びをしてほしい。
※本稿は2021年12月のものです
文/渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年1月10日号
■予算300万円台で選ぶ『幸せになるSUV』
最近はSUVの売れゆきが好調だ。小型/普通乗用車の内、SUVの比率は25%前後に達する。15年ほど前は約10%だったから急増した。
SUVの価格帯は幅広く、特に300万円前後が激戦区だ。300万円と聞けば、かなり高く思えるが、SUVにはハイブリッドも多い。
ハイブリッドの価格はノーマルエンジンよりも35万〜60万円は高いので、装備の充実したグレードであれば、コンパクトSUVでも300万円近い。
人気の高いカローラクロスやヴェゼル、キックス、C-HRなどのハイブリッドは、いずれも売れ筋グレードを300万円前後に設定している。
またノーマルエンジン搭載車であれば、300万円前後の価格帯に、エクストレイル、フォレスター、エクリプスクロスなどミドルサイズのSUVが用意される。以上のように300万円前後の価格帯では、コンパクトSUVのハイブリッドと、ミドルサイズSUVのノーマルエンジン車がねらい目だ。
車種の数は少ないが、ハリアー、CX-5、CX-8といった上級LサイズSUVの低価格グレードも手に入る。ベーシックな仕様だから、上級SUVとしては、内外装の質、装備、動力性能などが物足りない。
従って選ぶ時には注意したいが、300万円前後のグレードがあるとその車種が身近な印象になる。そこで売れ筋にならなくても、ハリアーやCX-8は300万円前後のグレードを設定している。
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