先日、メーカーが異なる6台を並べて順番に試乗する、という企画があった。いろんなクルマに一気に試乗することができて、とても楽しい企画だったのだが、クルマが変わるたびに、運転席に座ったあと、キョロキョロと「スタートスイッチ探し」をしなければならず、戸惑った。
昨今は、スマートキーが当たり前になったが、スタートスイッチの位置はメーカーごとにバラバラ。左右どちらかのハンドルの裏側付近にあることが多いが、なかにはセンターコンソール付近にあるクルマも。同じメーカーのクルマであっても、スイッチの位置が微妙に違っていたりもする。
スタートスイッチだけでなく、ウインカーや、ステアリングホイールの位置を調節するチルト調整やテレスコピック調整も位置や形が異なる。今回の筆者のように、慣れないクルマに乗る際は、戸惑うことも多い。統一規格となっていてもよさそうなものだが、なぜ統一されないのだろうか。
文/吉川賢一
アイキャッチ画像/©Love the wind – stock.adobe.com
写真/TOYOTA
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