■そのほか2022年に生産終了が予想されるクルマ
電動化に伴う商品ラインナップの整理は他メーカーでも多く見られる。トヨタは2020年12月にポルテ/スペイド、プレミオ、アリオンやプリウスαを2021年3月末に生産終了、エスクァイアが2021年12月上旬に生産終了している。
2022年に生産終了が予定されているのはヴェルファイア、日産フーガ&シーマ、マツダCX-3、ダイハツミラトコット&キャストなどである。また2010年7月に登場した日産マーチはそろそろ生産数終了かという噂が幾度となく出ているがまだ販売中。
衝撃的だった2020年11月11日、中日新聞が報じたクラウンSUV化のニュースは、瞬く間に日本中を駆け巡った。しかし、その真偽はいまだ不明。
現行クラウンは2018年のデビューだから2022年にフルモデルチェンジしても不思議ではないが、2022年秋頃にティザーが開始され、2023年に登場する線が有力だ。
肝心のクラウンが「SUV化される」ことについては、現状では確実な情報は入っておらず、セダンとしてフルモデルチェンジする可能性のほうが高い。
さらに2021年6月12日、一部新聞による「スカイラインの国内生産中止」報道。すぐさま、日産の星野朝子副社長が「日産はスカイラインを決してあきらめない」と発言、大きな注目を集めたが、この真偽についてもいまだはっきりしていない。
このほか、電動化の流れに合わせて内燃機関のパワーユニットも整理の対象になる可能性がある。トヨタの2リッターターボ、3.5リッター6気筒、日産の2~3.5リッターハイブリッドなどである。
内燃機関は2030年に向けて100%ガソリン車を廃止するとの政府の方向性が示されている。ハイブリッド車は存続が可能なわけだが、それに対応できなければモデル廃止に追い込まれることになる。
ディーゼル車はどうするのだろうか。マツダ、トヨタなど乗用車のクリーンディーゼル車はターボとの組み合わせになっており、電動化となれば、ハイブリッドユニットへの移行が要求され、そうなると大幅なコストアップになるので、生産維持が難しくなりそうだ。
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