4WDに限らない「雪道の危ない走り方と予防方法」

■視界の確保と、駐車する場所にも注意

降雪時は路面状況よりも視界の確保を意識して。ウインドウの曇りや窓に残った雪を放置するのは危険だ(mario beauregard@AdobeStock)
降雪時は路面状況よりも視界の確保を意識して。ウインドウの曇りや窓に残った雪を放置するのは危険だ(mario beauregard@AdobeStock)

 降雪時はむしろ視界以外は走りやすい。新雪を踏み固めることでグリップ力を発揮するからだ。むしろ降雪時は視界の確保が問題となる。

 雪用ワイパーを使うのと、ウインドウウォッシャー液は不凍タイプを原液で入れてウインドウの凍り付きを防ぐこと。エアコンやヒーターの効きが悪いクルマはキチンと整備しておくことだ。

 気温が下がると急にウインドウが曇ったり、窓に雪が残り始める。そんな周囲がよく見えない状態で走行を続けるのは、非常に危険だ。

 もし吹雪いて視界が真っ白のホワイトアウトになってしまったら、地元のドライバーでも脱輪や路線逸脱をしてしまう可能性が高まる。

 どこか安全な場所に駐車して待機できるなら、しばらく留まって様子を見る(ラジオやネットで気象情報を得る)ことも考えよう。目的地や到着時間にこだわり過ぎず、より安全なルートに変更することも選択肢に入れるべきだ。

 走っている時だけでなく、駐車する場所も気を付ける必要がある。建物の影になるような場所は積雪が避けられると思うかもしれないが、吹き溜まりになるような場所である可能性もあるので気を付けよう。

 中途半端に屋根がある場所は、上から雪が落ちてきたり、溶けた雪が流れ込んできてクルマが凍り付いてしまうこともある。

 また高齢ドライバーによる運転操作ミスと思える事故もこの冬、雪国でも起こっている。自分がキチンと運転していれば、事故には遭わないという訳ではないだけに、常に周囲の交通にも気を配って用心している必要があることも忘れないでほしい。

【画像ギャラリー】北国のドライバーに学べ!! 雪道・凍結路の安全な走り方&してはいけない走り方(8枚)画像ギャラリー

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