日本では、クルマにまつわる税金が高かったり、全体的に車両価格が上がっていることもあって、「クルマ好きにとっては厳しい環境だなぁ」と感じるこの頃。ガソリンの二重課税や、新規登録から13年以上経過した車両には自動車税が約15%上乗せされるなど、理不尽だと思う人も多いと思います。
ただ、車両価格については、「このクオリティでこの価格はリーズナブル!」と感じるモデルもたくさんあります。個人的に特に満足度が高いのは、国産のスポーツカー! 今回は、「こんなモデルを所有できるチャンスがあるだけで幸せ」という2台をピックアップしてみました。
文/伊藤 梓、写真/MAZDA、SUBARU、TOYOTA
■普段使いが気持ちいいマツダ ロードスター
まずは、私自身がオーナーでもあるマツダ・ロードスター! 現行モデルであるND型になって約6年経ちますが、いまだにその魅力は色褪せていません。
ロードスターをとにかく楽しくしているのが、その軽快さ! スッと前に走り出してくれる感覚や、軽いのにしっかりと手応えのあるステアリングフィール、交差点を曲がるだけで気持ちいいFRの挙動など、とにかく毎日の運転に飽きません。
さらに、天気の良い日(真夏日は除く)に屋根を開けて走れば、心地いい風が車内に入ってきて、「これ以上の幸せはない……」という気持ちにさせられます。
そして、サーキットでもしっかり走れるグレード「NR-A」も用意されているので、日常域だけではなく、サーキットまでその楽しさを広げることができます。
本格的なワンメイクレースの「パーティレース」があったり、友人とわいわい参戦できる耐久レース「マツダファン・エンデュランス(マツ耐)」なども公式で開催されているので、自分のスキルに合わせて参加できるのもいいですね。
そして、気になる価格は、もっともベーシックなソフトトップのグレードで約262万円から(ハードトップのRFは、エンジンが1.5Lから2Lに変わっていて、高級なモデルとしての立ち位置になっていることもあり、約364万円から)。
いまやこのロードスターほど、軽くて楽しくて、若い人でも手の届く価格帯で新車を購入できるライトウェイトスポーツカーはこの世にありません!
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