最終型オデッセイの中古車市場はいかに
現在、最終型オデッセイの中古車の流通台数は約1850台で、平均価格は約215万円。3カ月前の2021年10月時点では約1985台流通していて、平均価格は約216万円だったので、平均価格はほぼ横ばいで推移しているが、中古車の流通台数は135台減少している。そして中古車の価格帯は約65万~約500万円だ。
最終型オデッセイの中古車の年式別の分布を調べてみると、実に興味深くなっている。一般的にはデビュー当初の年式が最も多く、年式を追うごとに減少。そしてマイナーチェンジで一度盛り返すものの、再び減少路線となるというモデルサイクルをたどる。
しかし、最終型オデッセイは、2016年2月~2017年10月までに登録した中古車が最も多い。このタイミングは、2Lエンジンのハイブリッドシステムを追加したタイミングなのだ。このタイミングに続くのが、2013年11月~2014年3月の初期モデルなので、ハイブリッド車を多くのユーザーが待ち望んでいたのかがわかる。
また、最後のビッグマイナーチェンジとなった2020年11月以降の中古車も約130台流通しているので、新車を考えていた人もこういった高年式車中古車が選択肢になるのは嬉しいことだろう。
中古オデッセイの購入の狙い目は「Honda SENSING」?
それでは、最終型オデッセイの中古車のグレード構成を見てみる。最も多いグレードはハイブリッドの最上級モデルであるハイブリッドEX。続いて多いのが2.4アブソルートEX、そして2.4アブソルートとなっている。
流通台数が約424台と最も多いハイブリッドEXの価格帯は、約154万~約500万円。次いで約400台の2.4アブソルートEX系の価格帯は約69万~約407万円。そして2.4アブソルート系の価格帯は約65万~約392万円となっていて、100万円台でもハイブリッド車が手に入る。
中古車として狙い目は、やはり先進の運転支援システム「Honda SENSING」が装着されたモデルだ。2015年式以降でホンダセンシング装着車に絞っても約370台がヒットし、価格帯は約75万~約500万円となっている。
「Honda SENSING」を装着したガソリン車ならば、200万円以内でも豊富に見つけられるし、ハイブリッド車も予算250万円まで拡大すれば走行距離が3万km台の中古車も見つけることができる。最終型のオデッセイの中古車を購入する際は「Honda SENSING」の装着にこだわりたい。
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