■PHVだから遅いのか?今後の見通しと対策
今般の長納期は、当初発生したリチウムイオンバッテリーの不足とは原因が異なる。もちろん、通常のRAV4よりも部品点数が多いPHVの方が、部品不足で納期が延びる可能性は高いが、PHVが故の納期遅延でないことは、理解しておいたほうが良いだろう。
人気集中による納期遅延ではないから始末が悪い。改善の兆しは見えず、世界的な情勢不安が収まらない限り、状況の良化は見込めない。
また購入検討する際に重要な、試乗車や展示車を探すことも難しい状況だ。ユーザーに届かないクルマは販売店にも届かない。
1つの販社に1台~2台程度の配車しかないようで、地域内の十数店舗でローテーションを組みながら、数台の試乗車を順番に使っている状態だ。
試乗をしたい場合には、あらかじめ店舗へ連絡を取っておき、予約をしっかりと行ってから出かけたい。場合によっては隣県に案内されることもあり、実車の確認には苦労しそうだ。
発表当初の出足からつまずいたRAV4 PHVだが、今もその遅れは取り戻せずにいる。さらに当面の間、この状況は続きそうだ。ユーザーに出来ることは、早く注文して、気長に待つ、それだけである。
【画像ギャラリー】てんやわんや!! 発売1か月での受注停止から約8か月後に受注を再開したRAV4 PHVの納期はどうなってる?(14枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方