先般、「日産が日欧中向けガソリン車の新規開発を終了する」との報道があった。それに対して日産のグプタCOOは、「欧州向けは新規ガソリンエンジン開発を終了するが、日本と中国に関しては、お客様がいるかぎりそのようなことはない」と回答した。
日本市場に関しての発言の要旨は、次のようなものである。
「日本市場については、2026年度までに新車販売の55%の電動車が目標。つまり45%は電動車ではない。わたしたちは電動化を進めているが、それはお客様が望むかたちで、自然にシフトしてゆくものだと考えている。決めるのはあくまでお客様だ」
なるほどと思わされる説明だが、「お客様が存続を望んでいる日産のガソリン車」って、考えてみるとどれだろう? ”エンジンマニア”として知られる自動車評論家・清水草一が総括する。
文/清水草一
写真/日産
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