メルセデスベンツがF1で培った技術も投入したコンセプトカー「EQXX」を発表した。各部を徹底的に突き詰めて、空気抵抗係数0.17、マグネシウムなどを使用して徹底的に軽量化したシャシーなど、コンセプトカーならではの技術のデパート状態となっている。
もちろん高額なものになるので、どこまで市販車に落とし込まれるかは不明だが、メルセデスベンツが目指す高級車のEVはこうだ……という提案だと考えられる。
今回はこのEQXXが技術的にどう凄いのかということだけでなく、世の中EVの航続距離は多いほうがいいという流れにあるが、価格と航続距離の折り合いをどうつけるべきとメーカー(日欧米問わず)が考えているのか? 長距離を走れるEVが本当に21世紀に求められるエコなのか? ということについても考察していきたい。
文/御堀直嗣
写真/Mercedes-Benz
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