突然ですが「あなたはご自身の愛車に何年乗るのが理想ですか?」と質問されたら、十人十色とさまざまな答えが出てくるだろう。クルマの存在も多様化が進んできているなと思う今日この頃、日本の自動車業界団体である日本自動車工業会(自工会)がちょっと驚きの提言を出してきた。
それは「クルマの保有年数を今の平均15年から10年に短くすれば、クルマの売れゆきが6割アップする」というものだ。それにより日本の景気もよくなるといったかなり大胆にも思える提言ではあるが、違和感も感じるこの提言の真意はどこにあるのか? また日本のクルマ税制の問題点にも突っ込み、果たして日本のクルマ寿命の適正値について検証してみたい。
文/諸星陽一、写真/自工会、トヨタ、三菱、Adobe Stock
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