見捨てられた? いやいや超熟成!! 今こそ再評価したいエルグランドの魅力と将来

「お色直し」で新型を!!

 2019年に生産終了したトヨタの天才タマゴ「エスティマ」、2021年12月で生産終了となったホンダの名ミニバン「オデッセイ」。エルグランドもその後を追うように消えてしまう、というのが大勢の意見だが、筆者は、エルグランドが生き残る道はまだ残っていると考える。

 型式が「Z34」のままデザインを一新した新型フェアレディZ。このお色直しが大成功だったことが大きなヒントになりそうだ。同じ型式でも、あれほど見栄えを変えたことで、世界的に話題となり、アピールできる。

 もし、新型エルグランドがあるならば、プラットフォームはそのままの「E52」の型式のままでよいので、「デザイン修正と背丈を上げ(やはり高身長が似合う)、同時にパワートレインも、e-POWERターボやプラグインハイブリッド、バッテリーEVなどへ見直して欲しい。

 現行エルグランドオーナーが、再び買い変えたくなるほどに変化すれば、息を吹き返すことは不可能ではないはずだ。日産車販売に詳しいクルマの流通関係者によると、現エルグランドのオーナーは、乗り換え先がなくて困っているそう。セレナでは(車格的に)物足りず、アルファードは皆が乗っているので選びにくいそうだ。

 一度消えた火を再びつけることは容易ではない。日産の事情もよく分かるが、エルグランドにも、もう一度チャンスを与えてあげてほしい。

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