「山椒は小粒でピリリと辛い」とはよく言ったもので、 小さくても存在感をビカビカに放つクルマたちがいる。そんな、小さいことが個性&魅力となるクルマたちの「優良」ポイントを引き出していこう!
クルマ選びでは「使い勝手」も重要な選択肢のひとつ。ここでは小さいけれど自転車だって載せられる!!? スペースユーティリティに優れた軽・コンパクト5台をピックアップ!
※本稿は2022年3月のものです
文/渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年4月10日号
■N-BOX、ハスラー、アルト…やっぱり「軽」も侮れない!
注目車の筆頭は軽自動車のホンダ N-BOXだ。
全高は1790mmと高く、ホイールベースも軽自動車で最長の2520mmだから、車内が軽乗用車では最も広い。
後席は簡単に小さく畳めて、自転車も積める大容量の荷室に変わる。
スズキ ハスラーは全高が1700mm以下だが、SUV風の車種だから荷室に汚れを落としやすい加工を施した。
シートアレンジは、全高が1700mm以下の軽自動車では、ワゴンRと並んで最も充実する。
同じくスズキのアルトは全高を立体駐車場が使いやすい1525mmに抑えたが、車内は意外なほど広い。
身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先には、握りコブシ2つ半の余裕が生じる。
足元空間の前後方向の広さは、アウトランダーと同等だ。
■ソリオ、フィット。やっぱりコンパクトカーもよい!
コンパクトカーではスズキ ソリオに注目したい。
全長は3790mm、全幅も1645mmに収まるが、全高は1745mmと高く空間効率が優れる。自転車も積みやすい。
また軽自動車のN-BOXやライバル車のルーミーに比べて、ソリオは動力性能、安定性、乗り心地もいい。車両全体の総合性能でも推奨される。
フィットは全高を立体駐車場が使いやすい1550mm以下に抑えて全長も4mを下まわるが、空間効率は優秀だ。
後席に座る乗員の膝先空間は、前述の測り方で握りコブシ2つ半と広い。
燃料タンクを前席の下に搭載したので、後席を畳むと広い荷室になる。後席の座面を持ち上げて、車内中央に背の高い荷物を積むことも可能だ。
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