増えすぎてワケがわからないよ!! というアナタに捧げるベンツ大研究

■メルセデスベンツのマイルドハイブリッド

今後主流になるのがISGで、フィーリングもいい
今後主流になるのがISGで、フィーリングもいい

 FR系のメルセデスに搭載されるBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)とISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)はどちらも48Vのマイルドハイブリッドだ。

 BSGはオルタネーターにエンジンをかけるセルモーターと、走行中のアシストと減速エネルギーの回生機能を持たせた10ps程度のマイルドハイブリッドで、日本車ではスズキの軽乗用車などに近い。

 ISGは20ps程度のモーターをエンジンとATの間に置いたもので、日本車ではかつてのホンダIMAに近い。

 メルセデスの最新ラインナップを見るとISGが増えており、BSGは今後より燃費改善効果の大きいISGに移行する流れのようだ。

■AMGモデルの愉悦

AMG GT クーペ…AMT GTはポルシェ911をターゲットしたモデルだが、こちらは2シーターのGTカー的なキャラクターが強い。AMG社の完全独自開発だ/全長4550×全幅2005×全高1290mm、1710kg、4L、V8ツインターボ(557ps/69.3kgm)、燃費非公開/価格:2243万〜2435万円
AMG GT クーペ…AMT GTはポルシェ911をターゲットしたモデルだが、こちらは2シーターのGTカー的なキャラクターが強い。AMG社の完全独自開発だ/全長4550×全幅2005×全高1290mm、1710kg、4L、V8ツインターボ(557ps/69.3kgm)、燃費非公開/価格:2243万〜2435万円
AMG GT ロードスター…AMG GTクーペのオープン版となるが、SLなどがセダンのメルセデスに近いキャラなのに対し、AMG独自開発のこちらは硬派な個性を持つ/全長4550×全幅2005×全高1260mm、1740kg、4L、V8ツインターボ(557ps/69.3kgm)、燃費非公開/価格:2352万円
AMG GT ロードスター…AMG GTクーペのオープン版となるが、SLなどがセダンのメルセデスに近いキャラなのに対し、AMG独自開発のこちらは硬派な個性を持つ/全長4550×全幅2005×全高1260mm、1740kg、4L、V8ツインターボ(557ps/69.3kgm)、燃費非公開/価格:2352万円
AMG GT 4ドアクーペ…こちらもメルセデスAMGの独自開発。Sスポーツセダンというキャラを持つだけに、サイズなど含めライバルはポルシェパナメーラなどとなる/全長5050×全幅1955×全高1455mm、2060kg、3L、直6ターボ(367ps/51.0kgm)+M(22ps/25.5kgm)、9.5km/L/価格:1310万〜1786万円
AMG GT 4ドアクーペ…こちらもメルセデスAMGの独自開発。Sスポーツセダンというキャラを持つだけに、サイズなど含めライバルはポルシェパナメーラなどとなる/全長5050×全幅1955×全高1455mm、2060kg、3L、直6ターボ(367ps/51.0kgm)+M(22ps/25.5kgm)、9.5km/L/価格:1310万〜1786万円

 AMGはもともとメルセデスでレース用エンジンを開発していた2人が設立したブランドで、モータースポーツやコンプリートカーの開発、販売といった協力関係を経て、現在はメルセデスの子会社となっている。

 そのAMGのコンプリートカーと基準車の違いをCLAクーペで見ていくと、基準車となるCLA250 4MATIC(2Lターボ+4WD、595万円)に対し、A35 4MATIC(737万円)は224psから306psにパワーアップされている。

AMG E53 4MATICは435ps/53.0kgmのスペックで1328万円という超ド級
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AMGの縦桟グリルがシブいAMG GLC 43 4MATICは390psで1025万円
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AMG GLB35は標準とは打って変わって獰猛な雰囲気を醸し出していて人気
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 その大パワーに見合ったサスペンションやブレーキの強化、走行モードの追加、エクステリアはエアロパーツや専用グリルの装着、インテリアもグレードアップされる。

 さらにCLAクーペにはトップモデルとなるA45S 4MATIC(893万円)も設定されており、こちらは2Lターボ世界一となる421psエンジンの搭載、フェンダーのワイド化、AMGのトップモデルに付く専用グリルの装着なども施される。

 AMGは絶対的には安くないものの、内容を加味して価格差を見るとリーズナブルで満足度が高いので、AMGに憧れるクルマ好きの気持ちはよくわかる。

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次ページは : ■今後のニューモデル

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