■メルセデスベンツのマイルドハイブリッド
FR系のメルセデスに搭載されるBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)とISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)はどちらも48Vのマイルドハイブリッドだ。
BSGはオルタネーターにエンジンをかけるセルモーターと、走行中のアシストと減速エネルギーの回生機能を持たせた10ps程度のマイルドハイブリッドで、日本車ではスズキの軽乗用車などに近い。
ISGは20ps程度のモーターをエンジンとATの間に置いたもので、日本車ではかつてのホンダIMAに近い。
メルセデスの最新ラインナップを見るとISGが増えており、BSGは今後より燃費改善効果の大きいISGに移行する流れのようだ。
■AMGモデルの愉悦
AMGはもともとメルセデスでレース用エンジンを開発していた2人が設立したブランドで、モータースポーツやコンプリートカーの開発、販売といった協力関係を経て、現在はメルセデスの子会社となっている。
そのAMGのコンプリートカーと基準車の違いをCLAクーペで見ていくと、基準車となるCLA250 4MATIC(2Lターボ+4WD、595万円)に対し、A35 4MATIC(737万円)は224psから306psにパワーアップされている。
その大パワーに見合ったサスペンションやブレーキの強化、走行モードの追加、エクステリアはエアロパーツや専用グリルの装着、インテリアもグレードアップされる。
さらにCLAクーペにはトップモデルとなるA45S 4MATIC(893万円)も設定されており、こちらは2Lターボ世界一となる421psエンジンの搭載、フェンダーのワイド化、AMGのトップモデルに付く専用グリルの装着なども施される。
AMGは絶対的には安くないものの、内容を加味して価格差を見るとリーズナブルで満足度が高いので、AMGに憧れるクルマ好きの気持ちはよくわかる。
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