【ヴィッツ、セリカ、マークX…】勝ち組トヨタの負け組グルマたち

■マークXジオ(2007年9月〜2013年12月)

ワゴンとミニバンのクロスオーバーというコンセプトのマークXジオ。基本は4座で贅沢さを謳っていたが、その市場には顧客がいなかった

ミニバンとステーションワゴンを組み合わせたモデルとして2007年9月に登場。「4+FREE」というコンセプトのもと、独立4座+セダンモード、ワゴンモード、ミニバンモードの3種類のシートアレンジが可能だった。独立4座。2列目3人がけもあったが、サードシートはあくまでもエマージェンシー用だった。

発売1カ月後の受注台数は、月販目標台数の4000台を超える約5000台を達成したが、あとが続かず、ジリ貧の状態が続き、あえなく2013年12月に販売中止となった。

同じようなスタイルのホンダ・アヴァンシアも売れなかったが、マークXも撃沈。ミニバンとステーションワゴンを組み合わせたコンセプト自体はよかったが、あのボテッとしたカッコ悪さがよくなかったのかもしれない。

みなさん、いかがだったでしょうか? ライバルメーカーと比べると、トヨタは失敗作が少ない。また、テコ入れも早いから大打撃を受けることはなかったが、開発陣や最前線のセールスマンはショックだろうが、偉大な失敗作、負け組のクルマを糧にして、これからも冒険、挑戦を続け、歴史に残るヒット作を生み出してほしいと思う。

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