ディーラーの試乗車や社用車は、一定期間使用されると、中古車として販売される。一般的な中古車よりも走行距離が短い個体が多く、上級グレードで装備が充実しているのが特徴だ。
ただし、いざ購入するとなると「試乗中に急加速や急減速をしている」といった使用状況に関する不安や、「いろいろな人が乗っているから、機械的なトラブルが早く起きやすいのではないか」という試乗車特有の懸念材料も見えてくるだろう。
新車の納期が長くなり、中古車に対するニーズが高まる昨今、試乗車落ちの中古車を購入検討する機会も増えている。そこで、本稿では試乗車購入時に注意するべきポイントや、積極的に選ぶべきユーザー像など、試乗車落ち中古車のアレコレを考えていく。
文/佐々木 亘、写真/AdobeStock(トップ写真=tong2530@AdobeStock)
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