いまや日本のスポーツカーの代表のようにいわれている人気の「ハチロク」。フロントエンジン/リアドライヴを守り、2012年に発売以来、多くの注目を集め昨2021年にモデルチェンジして二代目に移行しているのはご存知の通りだ。
その「ハチロク」、ネーミングをはじめとして、かつての名車に由来していることはご存知だろうか。そう、1983~87年につくられていたトヨタ・カローラのいちモデル、トヨタAE86型、レビン/トレノの愛称だったのだ。
グループAとして「全日本ツーリングカー・チャンピオンシップ」で活躍しただけでなく、英国の「BTCC(英国ツーリングカー・チャンピオンシップ)」、欧州の「ETC(欧州ツーリングカー・チャンピオンシップ)」などでも、めずらしい日本車ということもあって注目を浴びた。
だがそんなこと以上に、漫画「頭文字D」のヒットによる影響は大きく、いまだ多くの熱心なファンが存在しているのは、先述した通りだ。
文、写真/いのうえ・こーいち
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