今、アルファードやハリアーより安くて「威張れる」輸入車3選


 クルマとは所有者の人となりを周囲に示すモノであり、また、所有するクルマから在り方や考え方を影響されたりするモノでもある。そのクルマをどのように取り扱っているかでその人の丁寧さもわかるし、虚栄の表現なのか、そのクルマのある生き方を愛しているのかも見えてくる。

 本企画では、現在でもある程度社会的ステイタスとして通用するクルマであるアルファードやハリアーと同じ価格帯で手が届き、同じようにステイタスを感じられそうなクルマたちを紹介する。それで「威張る」かどうかは購入者次第だ。

文/九島辰也
写真/ベストカーWeb編集部、ステランティスジャパン

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■ハリアーとアルファードの魅力とは!?

 ハリアーやアルファードの魅力とは何なんだろう。その理由を冷静になって考えると、いくつか要因が浮かんでくる。

 ひとつは、どちらもトヨタということだ。要するに国内はもちろん世界的なメジャーブランドであり、信頼性はエベレストよりも高い。実績という意味でも文句の付けどころはないだろう。ディーラーはたくさんあるしね。買ってからのお付き合いの面でも不安材料は少ない。クルマに疎い人にとっては頼りになるブランドだ。

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写真は2021年4月に発売されたアルファード 特別仕様車 S“TYPE GOLD II”。アルファード/ヴェルファイアは今年4月27日に法規制対応関連で一部改良するらしい

 でも、それは直接的な要因ではない、と思う。もっと規模は小さくともコアなマーケットの支持を集め、何十年も続くメーカーはいくつもあるからだ。2020年の国内販売台数で比較してもマツダはトヨタの10%にも満たないし、スズキやスバルはひと桁%くらいしかない。

 次に思い浮かぶのは価格だ。国産車を国内で買うのは関税がかからない分、お得である。アメリカは輸入SUVに25%の関税がかかるから、中型SUVでも高額になるのだ。ただ、ハリアーもアルファードも決して安い買い物ではない。好みのグレードとボディカラー、それとオプションを揃えればそれなりに膨らむ。

 それじゃパワートレーンかというと、意外にフツー。このふたつのモデルに特に世間を驚かせるウルトラCが積まれているわけではない。EVが最善とは思わないが、ハイブリッドが最良ともいえない。

■ビル街が似合いそうなアーバンテイスト

 となるとデザインは大きいかもしれない。確かにハリアーのスタイリングはクールだし、アルファードの押し出しの強さはほかにない。それに変にこねくり回しているところはなく、両者ともよくよく見るとスッキリしている。

 なんてことを考えると、総じて言えるのはイメージのよさだ。ハリアーはセンスのよさ、アルファードは力強さが際立つ。でもって、どちらも都会的という印象が強い。カッコつけて言えば「アーバンテイスト」。東京・丸の内のビル街が似合いそうなスタイリングだ。

 それを輸入車に当てはめると、いくつか頭に浮かぶ。おしゃれブランドであればアウディやアルファロメオ、それとシトロエンの高級版DSなんかがそうだろう。モデルでいうと、カイエンやマカン、Gクラス、レンジローバーあたり。センスアップと押し出しの強さは申し分ない。だが、価格は少々、イヤイヤかなり高め。ハリアーやアルファードとはカテゴリーが変わってくる。

■アーバンなレンジローバーという選択

 そこで、考えたのがレンジローバーイヴォーク。スタートプライスは503万円。ハリアーの最上級グレードに匹敵するが、アルファードの予算があれば余裕である。

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イヴォークの価格帯は500万〜800万円代で、ガソリンターボ、ディーゼルターボ、ディーゼルMHEVを選択できる。さらに上を見ればPHEV仕様も

 イヴォークの魅力はまさにアーバンテイスト。ロンドンはもちろんニューヨークの摩天楼にもバシッとハマるデザインをしている。ボディラインはハリアー同等滑らかで美しい。SUVクーペの先駆者であるだけに迷いのないフォルムだ。

 しかも、ブランドはセレブ御用達のレンジローバー。つまりコンパクトであってもラグジュアリーさは約束される。お値段以上の高級感を得られるというわけだ。

 さらに言えば、エントリーグレードであってもマイルドハイブリッドを搭載。ディーゼルユニットとの相性はよく、滑らかな走りを実現している。パワーソースはデビュー時よりも相当よくなっているので、お確かめを。

 そして駆動方式はAWD。アウトドアに行かなくても雨の日のメリットは大きい。安全性が高まるってもんだ。ちなみに、兄弟車のディスカバリースポーツは値段がもう少し下り、かつ7名乗車が可能となる。アーバンテイストは少し低くなるが、そんな選択肢もアリだろう。

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