スマホの管理はよりシビアに
今回のテストを行って感じたことは冒頭にも述べたようにスマホの高性能化(または経年劣化)に伴い、車内での利用にはよりシビアであるべきという点だ。
誤解の無いように言うと、筆者はスマホアプリ反対派ではなく、逆に肯定派だ。実際、日々スマホアプリをテストしながら使っており、その利便性の高さには感謝している。
ただ、問題はそのスマホ本体の管理方法だろう。例えば帰省や長距離ドライブなどでSA/PAで休憩した際にはスマホをクレードルから外してクールダウンしてあげる位の配慮が必要だということを言いたいのである。
またこれは余談だが前述した②のエアコン吹き出し口に取り付ける場合、「これならば直接冷気をスマホに当てるのでクールダウンできて理想的じゃないの?」という意見もあるだろう。ただ、これは正しくもあり、間違いでもある。
確かにクールダウンの効果はある。しかし同時に急激な温度変化により結露が発生することでスマホへの影響も懸念される。外観上は大丈夫でも内部で結露が起きれば故障のリスクも増える。
スマホアプリ自体は日々進化しているが、スマホ自体の性能は個体差の部分が大きい。自分のスマホの特性や能力を理解した上で、この夏を乗り切って欲しい。
最後に、今回のテストはあくまでも自己責任において、周囲に迷惑がかからないように広大な場所で行った。また最悪の場合に備えて電気火災用の消化器(クラスC)等も用意した。ゆえに安易な考えでテストすることは絶対NGだ。ちなみに筆者は電気工事士(二種)と消防設備士(乙種第6類)の国家資格を所有しているので、一般的な消化器の扱いに関しての基本知識は一通り理解している。
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