ヴェゼルの兄貴分 新型ZR-Vの今年中の日本発売を予告! 今わかっている情報すべて

■グレードは3種類 その特徴とは

 ZR-Vのエクステリアは、ハニカムグリルパターンを合わせたハニカム形状のグリルに、シャープなヘッドライト、コの字型のフロントバンパーベゼルが特徴的だ。

 中国版ではグレードが3種類存在する。エントリーグレードでは17インチアルミホイールに5スポークデザインを採用、サイドアンダーミラーが搭載されていないので、外観はスタイリッシュな印象だ。

 上位グレードには、18インチホイールが装着され、デュアル5スポークデザインへとグレードアップしている。さらにマフラーカッターが装着され、後ろ姿もスポーティーな印象になった。

 最上位グレードの装備は、18インチホイール(ブラック+切削)が装着され足元はさらにスタリッシュに仕上がっている。バンパー下部などは艶のあるブラック塗装がなされ、ボディ全体が引き締まり、洗練された印象だ。

こちらは中国版の上位機種。質感も高いが値段も高い?
こちらは中国版の上位機種。質感も高いが値段も高い?

 さらに上級モデルだけ、ヘッドライトのデザインが少し異なっている。これはアダクティブドライビングビームが搭載されている可能性が高い。パーキングセンサーや自動防眩ミラーなども追加されて、上級モデルは安全装備や快適性も充実している。 

 ヴェゼルの質感が高いだけに、上級モデルとなるZR-Vに求められる質感は、相応に高くなるだろう。ヴェゼルにはない装備を搭載することで、差別化を図りやすいとはいえ、いたずらに価格が上がりすぎるのも考え物だ。

 価格面でも中間的な立ち位置となるのか、それともCR-Vの価格帯まで入り込むのか、ラインナップに残るヴェゼルとどう連携するかなど、注目ポイントは多い。

■新型ZR-Vのパワートレインはe:HEVもラインナップ!

 中国で公表された3つのZR-Vはいずれも「240 TURBO」とエンブレムが装着されている。この数値は最大トルク240Nmであることの証だ。最大トルク240Nmは、国内の11代目シビックやCR-Vと同じ数値であることから、同型のエンジン(1.5Lターボ)を搭載しているものだと読み取れる。

 ホンダは公式Twitterで、新型SUVにはe:HEVを設定することも明言しており、パワートレインはガソリンとe:HEVの2種類になるようだ。

 ディーラー取材からは、ガソリンモデルでは1.5Lターボ、ハイブリットモデルは2Lのe:HEVになる可能性が高いという声が随所で聞こえてきた。

 まだまだ不明な部分は多いが、これまでホンダを牽引してきたシビックがベースであれば心配は無いだろう。新型SUVは、ヴェゼルともCR-Vとも異なった、ホンダらしい走りが体感できるに違いない。


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