2022年3月、国内最大規模のオートバイ、部品、用品の見本市である大阪&東京モーターサイクルショーが開催された。
懐かしの「ホーク」の名を冠する「ホーク11」が登場したり、ダックスが125ccで復活、さらにヤマハXSRが往年のゴロワーズカラーを採用するなどベテラン感涙のラインナップとなったが、各種カスタムバイクもオヤジ世代の心の琴線に触れるアイテムが続々登場する!
※本稿は2022年4月のものです
文/沼尾宏明、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年5月10日号
■ウソみたいだろ……スーフォアなんだぜ
1981年に登場したホンダのCBX400Fは、当時青春を送った世代には身近で懐かしい一台。
しかし近頃は中古価格が爆アガリ中で、程度のいいタマには1000万円の値がつく例もあるお宝バイクだ。
昔のようにもはや簡単に手を出せるバイクではないが、あのスタイルを忠実に再現できる外装キットが発表され、話題を呼んでいる。
旧車系のカスタムパーツメーカー、ドレミコレクションが公開した「タイプXキット」は、現代のCB400SFに着せ替えできるセット。
スチール製燃料タンクをはじめ、外装一式とシートを用意し、本家CBX400Fと見分けがつかないほど完成度が高い。
タンクは、1992年型の最初期SFから、燃料ポンプが装着されたFIの現行型(NC42)にまで対応する。
しかもペイント済みで灯火類を含み、価格はバーゲンプライスの30万円と予想。元祖はX字エキパイがシンボルだが、これを再現したマフラーもオプションで発売予定だ。
CB400SFは販売期間が長く、ベストセラーだけにタマ数は豊富。
外装にダメージがある車両も存在するが、キットを装着すれば「お宝バイクに化ける」(武浩社長)。ユーザーにも業界にとってもウインウインというわけだ。
もちろん中身は水冷エンジンの現代モデルなので信頼性が高い。
CBX400Fに憧れるライダーに最高のプレゼントだ。発売時期は未定ながら、早くお願いしたい!
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