高額費用にトナラー問題など頭痛の種多し！　令和の駐車場問題を考える

■コインパーキングの効率的な利用法とは？

　さらに最近に限らず駐車場問題として話に挙がるのが、出かけた先で利用するコインパーキング（時間貸し駐車場）の料金設定について。先日、筆者は都心にクルマで出かける用事があり、目的地付近の駐車場の場所と料金を調べたところ、あらためて都市部のコインパーキングの料金設定の高さに驚いた。

　筆者の自宅（埼玉県南部）付近にもコインパーキングはあるが、通常30～40分で200円というのが相場で、駐車後24時間で最大料金が発生しても600～1200円程度だ。目的地は渋谷区外苑だったが、平日の昼で15分330円。最大料金は駐車後3時間で2000円だった。もともとその程度の時間で済む用事だったのでそこに停めたが、他は最大で3000円～4000円という料金設定になっていた。

　こうした駐車料金は、燃料代と同様にクルマで移動する際にかかる必要経費だが、コインパーキングを利用する際は、「最大●●円」と記載されていても、「最大料金は繰り返し適用」されるのかをチェックするべきだ。

　なぜなら、「適用が1回限り」の場合は、最大時間の経過後は通常時間（例えば10分／300円）が出庫まで加算されていくので、精算時に想定外の金額になることもあるからだ。「曜日限定」も注意が必要である。こうした料金設定の駐車場は、短時間の利用がほとんどというエリアに多く、こうすることで長期駐車問題を少なくするという狙いがある。

　必要経費とはいえ、コインパーキングにかかる費用は抑えたいという節約の心理が働く人は多いと思うが、ときに「3000円以上で2時間無料」といった駐車場に停め、必要性の薄い買い物をして2時間以内で出庫するという残念なことをやらかしてしまうこともある。必要ないものを買うのは無駄である。

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　車両を停め置く場所だが、愛車を大切に思う人にとってはただの保管場所ではないから、いろいろなことを気にするし、こだわりもある。

　駐車場に関する問題は、自身の駐車場以外の場所で生じていることが多く、他者に対してイラっとすることがほとんど。それでも駐車場はクルマを利用するうえでは必ずついてまわるものだから、駐車場にまつわる事柄について把握し、他者に迷惑をかけず、カーライフを楽しくしたいものだ。