新型プリウスが目指すべき「脱HVの代名詞」と「ちょっといい車」路線への転換

ライバルはどこへ? 各社のプリウス包囲網

 プリウスのライバルになるはずだったクルマ達が、どんどんと消えていく。スカイラインやインサイトが代表例であり、2.5~3BOXのクルマを作るメーカーも減ってきた。

 売れているプリウスだからこそ、近しいライバルが数多く誕生したが、現在のプリウスではライバル争いも激化しない。ライバル不在の中で、プリウスがどのように新しい市場を開拓するかに注目が集まる。

 日産、ホンダがこの市場に追随する動きはまだない。しかし、虎視眈々と狙っていそうなのが、マツダだ。

 マツダ3・マツダ6にはセダンからステーションワゴン、さらには5ドアスポーツを揃える。高級路線も意識させながら、プリウスに近しいポジションを取っている部分もあり、今後の改良次第では、ぶつかり合う存在になるだろう。

 プリウスが作り上げたステージには、さまざまなスターが登場し、プリウスは主役の座を譲った。しかし、プリウスがもつ25年の歴史と経験は、必ずや新しいステージを作り出し、再びスターダムへ駆け上がるはずだ。

 先駆け、先立つという意味の名をもつプリウス。その名のとおり、大きな変革期である自動車業界の先頭に立ち、引っ張っていく存在になってほしい。今冬から年度末ともいわれる新型の登場を心待ちにしよう。プリウスなら、必ずやその期待に応えてくれる。

【画像ギャラリー】世界初の量産ハイブリッドカーとして登場した「プリウス」の進化をギャラリーでチェック!!(20枚)画像ギャラリー

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