過去には30億円の高額賠償も!? 超高価な物損事故にいったいどう備えるべきか

■大型ダンプの新車価格は1500万円

商業車なども意外に高い。大型ダンプは新車で買うと1500万円ぐらいするし、観光バスだと5000万円クラスにも(jteivans@AdobeStock)
商業車なども意外に高い。大型ダンプは新車で買うと1500万円ぐらいするし、観光バスだと5000万円クラスにも(jteivans@AdobeStock)

 あとは商業車なども意外に高い。大型ダンプは新車で買うと1500万円ぐらいするし、観光バスだと5000万円クラスにもなる。

 乗用車でも部品価格の高騰で、自己の修理費用は年々かさんできており、自動車保険の支払い一件当たりの修理費は、300万円近くになってきた。

 そう考えれば、わずかな掛け金の違いを惜しまずに、対人・対物保険は無制限で加入しておくことを強くおすすめしておきたい。

 普段ハンドルを握る機会が少ない人もペーパードライバー保険に加入するか、コンビニなどの1DAY保険を利用すること。任意保険に未加入でクルマを運転するなんて、あまりにもリスキーで論外だ。

 余談だが、国土交通省の調べでは、車検が切れたままのクルマ=無車検車が0.27%、全国でおよそ400万台も公道を走っているとのこと。

 車検が切れているクルマの大半は、任意保険の未加入車どころか、加入が義務づけられている強制保険=自賠責も切れているので事故を起こすと……。(自賠責は、車検の有効期限プラス一ヶ月分で加入するのが一般的)

 もしもに備えて、十分な補償内容を持った保険に加入するのは、ドライバーの責務だと考えよう。

【画像ギャラリー】物損事故保証も手厚くしておきたい理由を画像でチェック(7枚)画像ギャラリー

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