高評価なのになぜ販売台数が伸びない?? もっと売れていい日本車10選

■スバル XV

コスパに秀でた万能選手だ。Xモードを備えた4WDの実力は高く、加えて先進安全装備と快適装備も充実している
コスパに秀でた万能選手だ。Xモードを備えた4WDの実力は高く、加えて先進安全装備と快適装備も充実している

 スバルXVは、身内に似た性格のSUVが多いため、販売面で苦戦を強いられているように感じる。また、e-BOXERの環境性能が今一歩なのも伸び悩みの一因だ。

 それでも、オールマイティに使いこなせ、安心感も絶大。運転支援システムのアイサイトは今も一級の実力を秘めている。

●スバル XV
・1〜5月累計:5562台
・納期:約4カ月
・値引き額:25万円
・価格:220万〜295万9000円
・もっと売れてほしい期待度:80

■スズキ ソリオ

 トヨタが悔しがってソックリさんを出すほど、大きな魅力を放っているのがソリオだ。ここ数カ月、販売が落ち込んでいるのは身内の軽自動車に食われたことに加え、ライバルの販売1位のルーミーの存在。

 販売力の違いに加え、変わりばえしないデザインもマイナスだ。が、走らせてみれば滑らかな4気筒エンジンや乗り心地など、多くの点で上質感はソリオがルーミーの上をいく。

●スズキ ソリオ
・1〜5月累計:1万4295台
・納期:約5カ月
・値引き額:25万円
・価格:158万1800〜214万8300円
・もっと売れてほしい期待度:90

■ホンダ N-WGN

ホンダ N-WGN。走りの上質感は軽自動車レベルを超えている。静粛性や乗り心地など、快適性が高く、ハンドリングも軽やか。追従クルーズも上級クラス並みの洗練度!
ホンダ N-WGN。走りの上質感は軽自動車レベルを超えている。静粛性や乗り心地など、快適性が高く、ハンドリングも軽やか。追従クルーズも上級クラス並みの洗練度!

 軽自動車ではホンダのN-WGN、もっと売れていいモデルだ。身内のN-BOXなどスライドドアを採用するスーパーハイトワゴン人気に押され、販売は伸び悩み傾向。

 無印良品的な特徴や魅力に乏しいルックスも損をしている。でも、走りの実力は高い。運転のしやすさもライバル以上だ。

●ホンダ N-WGN
・1〜5月累計:1万7807台
・納期:約1カ月
・値引き額:14万円
・価格:129万8000〜182万7100円
・もっと売れてほしい期待度:80

■ダイハツ タフト

 タフトはハスラーほど名前が浸透していないし、身内には売れ筋タントもいる。リアシートのアレンジ機構もハスラーより少ない。販売数はそれなりだが、キュートなデザインがいいし、スカイフィールトップも魅力的。走りの実力と安全装備だって、実はハスラーに負けていない軽だ。

■ダイハツ タフト
・1〜5月累計:2万4432台
・納期:約3カ月
・値引き:16万円
・価格:135万3000〜173万2500円
・もっと売れてほしい期待度:85


【番外編コラム】日産SAKURA。評論家のみなさんの高評価どおり「売れるクルマ」になるか!?

 待ってました! と思っている人は大勢いるはず。出だしの販売は絶好調。デイズを超える台数がこの先も売れ続けるとは思えないけど、そこそこずっと売れて、そう遠くないうちに軽EVがひとつのカテゴリーとして定着すると思う。これがボクの見立てです。

 これまでも軽自動車を愛用していた人で、軽自動車本来のコミューターとしての使い方のみの人なら、抵抗なく受け入れられるんじゃないかな。

 もちろん手軽に充電できる環境のある人だったら、の話だけど。航続距離も180kmのWLTCモード数値なら充分でしょう。

 それに走りがイイ。乗った人なら誰でも感激するはず。モーターだからレスポンスはいいし、ターボ付きの軽自動車に比べても最大トルクが2倍というだけあって力強い。とてもエンジンで走る軽自動車ではこんな走りなんてできない。

 軽自動車とEVはなかなか相性のよいものだとしみじみ思いつつ、実際に日々使えばもっとそう感じるようになるんじゃないだろうか。我が家にも1台欲しくなったぐらいだ。

(TEXT/岡本幸一郎)

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