■愛し愛されるクルマ、アクシオとフィールダー
アクシオとフィールダーの販売台数は、他のトヨタラインナップと比べれば少ない。今や納期が1年は普通で、車種によっては5年などと言われるなか、僅か数か月で新車が届くのだから、人気という面ではビジネスベースで言ったら大きな期待が出来ないクルマだ。
いくら法人需要がある、5ナンバーセダンを求める人がいると言っても、他の人気車たちが代替候補の車種はいくらでもいる。それでもトヨタがアクシオとフィールダーを廃止しない理由はどこにあるのだろうか。
まとめると人気はないが「受け皿」としての需要は高いのがアクシオとフィールダーの2車だろう。アクシオとフィールダーを選ぶユーザーには、このクルマを選ぶ大きな理由があるのだ。それは、本筋をいくカローラシリーズや人気のミニバン、SUV等を選ぶユーザーよりも、大きくて重い理由である。
仕方なしにアクシオとフィールダーを選ぶユーザーはそういない。何かしらのニーズがあって、このクルマを選んでいるユーザーがほとんどだ。
こうしたユーザーたちに愛されているアクシオとフィールダーを残すトヨタは、少数ではあるがアクシオとフィールダーでニーズを満たすことができるユーザーたちを愛しているのだ。
アクシオとフィールダーが今もなお残り、改良を続けられる裏には、トヨタのユーザー愛が見える。
一時は完全撤退も予感させたが、アクシオとフィールダーは、カローラファミリーとして残り続ける。トヨタが世界的に大きな会社になっても、アクシオとフィールダーを残しているという事実が、トヨタを身近にし、そしてユーザーとともに進むメーカーであることを証明しているようだ。
アクシオとフィールダーの一部改良は8月22日の予定。さらに深まったトヨタの愛の結晶を、体感して欲しい。
【画像ギャラリー】改良に向けて準備万端!! メーカーとユーザーの愛に支えられるトヨタ カローラアクシオ&カローラフィールダー(11枚)画像ギャラリー
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