値上がる前に買っておくべし!これから消える値上がり必至車5選

■ジューク1.6GT、ニスモ、ニスモRS/個性派デザイン+1.6Lターボ

個性的なデザインで人気の高いジューク。次期型は2019年3月頃発売される予定。なかでも値が上がりそうなのは、190ps/24.5kgmを発生する1.6L、直4ターボを搭載するジューク16GT(244万8360円)、同エンジンを搭載するジュークニスモ(297万1080円)、そして214ps/25.5kgmまで高めた1.6L、直4ターボエンジンに加え、ボディ補強や足回り、ブレーキなどトータルでチューニングしたジュークニスモRS(346万8960円)

 国産コンパクトSUVブームの火付け役となったのが、2010年に登場した日産ジューク。その特徴的なスタイリングと運転しやすさにより大ヒットモデルとなった。すでに8年というロングセラーモデルとなったジュークだが、2019年3月頃に初のフルモデルチェンジが予定されている。

 ロングセラーモデルだけあって、現在ジュークの中古車の流通台数は1000台を超えているが、直近3カ月の平均価格の推移は104万円でほぼ横這いで推移している。

 これは中古車となってもジュークの人気の高さを反映している結果といえる。それでは、フルモデルチェンジ後相場が上がるのかというとジューク全てが値上がりするとは考えづらい。

 値上がりする可能性が高いのは1.6Lターボエンジンを搭載した1.6GTやニスモ、ニスモRSと考えられる。なかでもリアサスペンションがマルチリンクとなる1.6GTやニスモRSは中古車の流通台数が少ないこともあり、早くも値上がり傾向となっている。

 加えて、1.6Lターボエンジンはモデルチェンジ後のニューモデルには環境性能などを考えると搭載される可能性はかなり低いと考えられる。

 そういった観点からもジュークは1.6Lターボエンジンを搭載したモデルは買っておくべきだ。まだ、中古車相場が安定しているノーマルのニスモは今後値上がりする可能性が高いので、買っておくべきモデルといえる。

※ジュークの中古車はこちら!

■BMW1シリーズ/クラス唯一のFR。次期型はFFに!

プレミアムコンパクト唯一のFR。FFとなる新型1シリーズの登場は2019年春頃と予想されている。現行1シリーズのラインアップは118i(136ps/22.4kgmの1.5L、直3ターボ)が317万円〜、118d(150ps/32.6kgmの2L、直4ディーゼルターボ)が404万円〜、120i(184ps/27.5kgmの2L、直4ターボ)が450万円〜、M140i(340ps/51.0kgmの3L、直6ターボ)が652万円〜

 VWゴルフやアウディA3、ベンツAクラスなど、欧州Cセグメントのプレミアムコンパクトのなかで、唯一FRの駆動方式を採用しているのがBMW1シリーズ。

 この1シリーズは2019年春頃にフルモデルチェンジを予定しており、ミニや2シリーズアクティブツアラーと同じFFのプラットフォームに変更されるといわれている。

 駆け抜ける歓び、つまり走りの楽しさを追求するためにBMWはコンパクトな1シリーズにFFを採用せず、あえてFRを採用したのだが、小型車用FFプラットフォーム共用化の波に勝てず、FFに踏み切ったのだ。

 やはり、上質な乗り心地と、操る楽しさを味わいたいならFFよりもFR。手頃な価格のFRという面でも1シリーズの存在は貴重だった。

 BMWでは以前、コンパクトSUVのX1でこのようなFRからFFという駆動方式の変更が行われたので、X1の中古車相場をもとにジャッジしてみたい。

 2010年から2015年まで販売された初代BMW X1の直近3カ月の平均相場の推移を見てみると、3カ月前が156万円。そして現在が148万円と順調な推移を見せている。

 一方、流通台数はピーク時の約360台から約310台へと減少傾向なのだ。一見すると順調な値落ちを見せており波乱はないと思うが、実はそうではなかった。

 これを年式別で見てみると、初期モデルの2010~2013年までは値落ち傾向なのだが、2013年以降の年式の新しいモデルは値上がり傾向となっているのだ。

 一般的にモデル末期になるほど流通台数が少なくなるため、部分的に値上がりしていても全体的に値落ちという隠れ値上がり状態となっているのだ。このことから考えると、1シリーズも値上がりとなる可能性は高い。

 特にハイパワーな直列6気筒ターボを搭載したM140iは要チェックだろう。現在のところ、現行型1シリーズの中古車相場はやや値上がりとなっているが、これは高年式の未使用中古車が市場に出回っただけなので、心配しなくていい。

※BMW1シリーズの中古車はこちら!

次ページは : ■VWザ・ビートル/正真正銘、これが最後のビートル

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

トヨタの韋駄天が覚醒する! 6代目NEWスターレットのSCOOP情報をはじめ、BC的らしく高級車を大解剖。さらに日産・ホンダの協業分析、そして日向坂46の富田鈴花さんがベストカーに登場! 新社会人もベテランビジネスマンまで、誰もが楽しめるベストカー5月10日号、好評発売中!