■マークX GR SPORT/最後のFR!
アッパーミドルセダンのマークX。マークII時代にラインアップされていたターボエンジンを搭載したツアラーVやIR-Vは後にドリフト用のベース車として人気沸騰となり、中古車相場が上昇した実績がある。そのマークXの次期型はFRではなくFFになるといわれているから、マークXはFRの現行モデルのうちに買っておくべきだ。
なかでもファクトリーカスタムチューンを施されたマークX GR SPORTがオススメ。GR SPORTは内外装の専用パーツの装着に加えてボディ補強。そしてブレーキ&サスペンションのチューンが施されている。
現在、GRシリーズはエンジンや足回り、デザイン変更が行なわれる台数限定のコンプリートモデル、GRMNを頂点に、これまでのG’sの代わりにGR、GR SPORTを設定している。
GRは量産型のスポーツモデルをベースにドライブトレーン、シャシー、デザインの変更を行なうとともに、将来的にはスポーツエンジンの搭載も視野に入れたシリーズ。
またGR SPORTは拡販スポーツモデルに位置付けられ、主にシャシーとデザインの変更を行なうシリーズとなっている。
マークXのGRMNは、2015年にGRMNが100台限定で販売され、2019年初頭にも再びマークX GRMNが発売される可能性が高い。
マークX GR SPORTの価格は、350RDS GR SPORTが442万8000円、250S GR SPORTSが380万9160円。搭載エンジンは基本的にベースのものと変わらない。350RDSが318ps/38.7kgmの3.5L、V6、250RDSが203ps/24.8kgm。
GRの中古車はほとんど流通していないため、前身であるG’sの値動きを見てみよう。G’sもGR同様に3.5Lと2.5Lそれぞれに用意されている。
中古車の流通台数は350S G’sは10台、250G Sパッケージ G’sは約50台とかなり異なっている平均価格の推移は350が横這いなのに対して、250は豊富な流通台数が災いしているのか、値落ち傾向となっている。
このことからマークX GRが買いか見送りかを判断するとなると、3.5L車は買い。2.5L車は見送りといえる。もともと税金も高い3.5LのG’sは購入するユーザーも少ないため、今後値上がりに転じる可能性は非常に高い。
一方の2.5LのG’sは流通台数が豊富なうちは横這いから値落ちとなり、少なくなると値上がりとなる可能性は残っている。
もっとハッキリと値上がりというには、これにエンジンのパワーアップメニューが加わってほしいのだが、これが行われていない点を考えると値上がり幅は小さいものになると考えられる。
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