スバルWRX「雷雨エディション」誕生!雷鳴が鳴り響く!? 日本導入熱望!!

スバルWRX「雷雨エディション」誕生!雷鳴が鳴り響く!? 日本導入熱望!!

スバル・カナダから2018年9月3日(国内でのWRX S4 STI Sportの発表と同じタイミングだ)、WRXの2019年モデルに特別仕様車、その名も『WRX RAIU EDITION(雷雨エディション)』が突如として発表された。

トップの写真がそのWRX雷雨エディションになるわけだが、そもそもなぜこのようなネーミングなのかが気になるところ。当然雷雨のごとく、激しい走りを目指したモデルなのか? なぜ日本語なのかも気になるが……?

※本稿は2018年9月のものです
文・写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2018年10月26日号


■100台限定 スバル・カナダ初のWRX特別仕様車

さっそくスバル広報に聞いてみたところ、「スバル・カナダで歴代WRXを販売し始めてから15年になるのですが、特別仕様車の設定は今回が初めてなんです。で、こちらでは過去にもほかの車種で気象にまつわる特別仕様車のネーミングを使っていたこともあり、今回もそれに倣ったようです」とのこと。

ちなみにベースとなったのはノーマルのWRX。エンジンは日本仕様のWRX S4と同じFA20ターボを積むが、こちらのスペックは271ps/35.7kgmで、300ps/40.8kgmとなる日本仕様のS4よりも数値自体は落ちる。

ただし、北米仕様のWRXはCVTしか選べない日本にはない6MTモデルがあり、実はこの雷雨エディションは6MT専用モデルなのだ。

雷鳴は長くは続かない……!?  WRX 雷雨エディション

ここからはちょっとマニアックな話になるが、北米仕様WRXの6MT車が搭載するのは「TY75型」の6MTで、このトランスミッションが耐えられる上限の最大トルクが35.7kgmのため、日本仕様のS4よりも最高出力と最大トルクが落とされている。

だが、雷雨エディションが採用する6MTは、WRX STIと同じ「TY85型」(※2000年に登場した2代目WRX STIで初採用されたミッションの改良型)で、さらにショートストローク化が施されているというのだ。これは走りを重視するユーザーには嬉しいポイントだ。

ターゲット層はノーマルWRXと同じく運転好きなユーザーだそうだが、そのなかでも特に人とは違ったモノを好む層をねらっているとのこと。専用ボディカラーはS208やBRZ STIスポーツ限定車に採用されたクールグレーカーキで、エアロはSTI製のフロントリップスポイラーにサイドスカート、リアアンダースポイラーで武装。

さらに、専用ガンメタ仕上げアルミホイールにドアミラーやシャークフィンアンテナをブラックカラー化することで精悍さに磨きをかけた。

雷雨エディションはSTI製エアロパーツも多数

この雷雨エディション、お値段は4万995カナダドル(約350万円)で、100台限定。日本で9月10日から販売が始まったWRX S4のSTI Sportsとはまた違った魅力を持っている。

WRX S4はミッションがCVTのみの設定なので、WRX STI(386万6400〜406万800円)よりもう少し安く買える3ペダルMTのWRXがほしいというユーザーは一定数いるはずだ(※現行WRXには3代目インプレッサS‐GTのようなデチューン版2LターボMT車の設定がない)。雷雨エディション、ぜひ日本でも発売してほしいものだ。

ところで、スバル・カナダでは人気を見越して「雷鳴は長くは続かない」=(ご購入はお早めに)と粋なコメントを出している。ひょっとしたらこの記事をご覧いただく頃には雷は鳴り止んでいるかもしれない!?

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