抽選販売!? 納期2年!? 新型シビックタイプR注文殺到で現場は大混乱! まだ買えるのか?

■日本で一番シビックタイプRを売ったホンダカーズ野崎の松本店長に聞いてみた「まだ買えますか?」

　シビックタイプRを日本で一番多く売ったディーラーとしてホンダファンのなかでは著名な栃木県大田原市にあるホンダカーズ野崎店店長松本正美さんに、新型シビックタイプRの販売状況を聞いてみた。

　「新型シビックタイプRの受注は制限がなければ150台ほど予約をいただきましたが、当社で買えないかもしれない状況があったので大半をおことわりしました。現在は80台以上いただいています。これから注文すると2～3年はかかると思います。想定を超える台数が売れているようですが、なんとか早くお客様にお届けしていただけるようホンダさん頑張ってほしいですね!」

　さて、実際にシビックタイプRをオーダーした人、オーダーを諦めた人はどんな思いでいるのだろうか?　ホンダカーズ野崎店の松本さんが展開しているYoutubeチャンネルに寄せられた生の声を最後にお届けしよう。

■「今年発売されるだろう新型シビックタイプRの購入をしたいと考えています。近所のHONDAディーラーにも顔を出してみたのですが、そもそもタイプRに興味も、知識もない方が担当についてこの店での購入に懸念を持っていたところ、Youtubeで松本店長の動画を拝見しました。他県での購入自体にはまだ不安はありますが、長く大切に乗りたい車なのでしっかりした知識を持ったディーラーで購入をしたいと考えております」

■「久しぶりのホンダらしいクルマ、せっかく売れるクルマを作ったんですから欲しい人に行き渡るようにしっかり売ってしっかり儲けてください。販売台数絞るような自信のないクルマじゃないでしょ!」

■「生産工場が埼玉の寄居完成車工場。ステップワゴン、フリードの生産工場だからシビックタイプRの生産台数の枠もあるだろうし、カタログモデルなんだから確実に買えるよう、メーカーはアナウンスするべきだと思います」

■「おそらく最後となるであろう内燃機関でのシビックタイプR。世界には数多のスポーツカーはありますが、これほどサーキットにフォーカスされたクルマは数少ないと思います。もはや動く国宝と言ってもいいこんな素晴らしいクルマをHONDAファン、タイプRファン、モータースポーツファンに一台でも多く販売して頂きたいです。半導体不足や工場の生産キャパなど難題は多いと思いますが、これまでの多くの難題を乗り越えてきたHONDAだからこそ頑張ってほしいです」

■「7月21日当初は先着順、週1台だったそうですが23日に枠の振分けに変わり週1台の話もなくなり、ディーラーが慌てて私に連絡してきました。お陰様で9月1日オーダー分に入れずそれ以降となってしまいました。ディーラーもひたすら頭を下げて謝ってました。これが全国的に起こっていると想像するだけで恐ろしいです。覚悟は決めたので買えるなら1年でも2年でも待ちます。ただ、買えないっていうのは本当にやめてほしいです。最悪ホンダが嫌いになります」

■「販売店第1号で申し込みました。それでも｢1年（以上）待ちの可能性がある｣と言われました。せっかくここで1番で申し込んだので、他の販売店に負けないで下さいねと言ったらそれはないとのことでした。早めにいっぱい予約を取って早く発注した販売店が多く割り当てられるようにはなっていないと。断片的で全体像が分かりにくいやり取りだったのですが、まとめると、
・販売枠は販売店では決められない(販売店同士で、予約枠、発注タイミングで競争はできない)
・決められた枠の中で、どのように予約を受け付けるかは販売店の自由
・私が選んだディーラーは、抽選ではなく、受付順に注文を入れる
・現時点で私が選んだディーラーに割り振られた初回の枠、初回の納車時期は教えてもらえなかった
・初回の枠/納車時期を、知らないのか、教えないだけか、決まっていないのかは不明
　という感じでした。最後が問題で、オレは初回ロットを注文できたのか、できていないのか、もやっとしている。だけど、抽選ではなく受付順は断言していたので、オレより早くその販売店で受け取っている誰かを見ることはないと信じたい。これはオレの推測ですが、もやっとしている部分は、ホンダとしてはバックオーダーをさばくための増産をしたいが、この時期増産を確約できない、確約できないけどバックオーダーを増産でさばきたい意志は強い･･･、と言うジレンマの中で、販売店にビシッっと言えない部分があるのかなぁ」

　以上、いかがでしたでしょうか。最後に、ホンダさん、シビックタイプRを本当に欲しい人の手に届くような販売方法をお願いします。販売現場の声をもっと取り入れてください。転売ヤー撲滅!