リコールの通知を無視するとどうなる?
リコールの連絡があったにもかかわらず失念したまま放置したり、面倒だからと無視していると、車検に通らなくなる可能性がある。リコールに指定されている内容が重大な欠陥であると認定されたものに関しては、対応が済んでいるか車検の際に確認されることになっているからだ。
いっぽうで、内容次第ではリコール未対応であっても車検に通る場合もある。言い換えれば、中古車で直近の車検に通っているからといって、過去のリコールに対応済みとは限らないということだ。
そのため、中古車や個人売買で購入して不安を感じるようなら、メーカーのリコール情報ページでチェックしておくことをお薦めする。
また先に述べたようにリコールの修理作業は基本的に正規ディーラーまた、サブディーラーでしか行えないため、代行業者などを通して車検を通す場合でも、ディーラーで修理作業を受けてからでないと車検を通せない可能性があることにも留意しておきたい。
ディーラーに持ち込む手間や修理にかかる日数を考えると、リコールのために修理を依頼するのが億劫になるかもしれない。しかし、トラブルが起きる可能性が高いことが証明されているリコール箇所をそのままにするのはリスクしかない。今まで問題なかったからといってしばらくは大丈夫などと自分で判断したりせず、まずはディーラーに相談してほしい。
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